kencom

「kencom」は、「楽しみながら、健康に。」をコンセプトにしたヘルスケアエンターテインメントアプリです。DeNA がゲーム事業で培ったエンゲージメントサイエンスを最大限に活用し、キャラクター育成などのゲーミフィケーションやインセンティブ設計によって、ユーザーが楽しみながら健康活動を継続できる仕組みを構築しています。
私たちは、適切な同意と管理のもとで健診データやライフログ(歩数や体重などの記録)といった多様なヘルスデータを活用し、人々の行動変容を促します。30 万人以上が参加するウォーキングイベントなど、大規模なサービス開発を通じて「健康寿命の延伸」という社会課題の解決に本気で取り組んでいます。技術で人々の健康を支える、やりがいのあるフィールドです。
チームカルチャー
kencom のエンジニアチームは、複数の専門部隊を持つ構成となっており、各メンバーが自分の得意分野を活かして開発を進めることができます。興味のある技術領域に応じて、フロントエンドからバックエンド、ネイティブアプリまで幅広く技術を習得したり、特定の技術を深く追求することが可能です。
専門部隊の説明については後述の「チーム構成」をご覧ください。
働き方
kencom ではリモートワークが主流で、遠方に住むメンバーも多く在籍しています。リモートワークでありながら、コミュニケーションは非常に活発です。常に Slack の音声通話の部屋には誰かがいて、相談しやすい雰囲気が整っています。
四半期に一度、kencom に開発に関わるすべてのメンバーが対面で集まり、3 ヶ月の開発計画を立てる PI プランニングを行っています。このように、対面でのコミュニケーションを大切にしつつ、メンバーそれぞれに合った柔軟な働き方を実現しています。
自発的な協力文化
kencom のエンジニアチームでは、自発的に考え、協力し合う文化が根付いています。
メンバーは課題や目標に対して受け身ではなく、「どうすれば解決できるか」「チームとしてより良い成果を出すにはどうすべきか」を自ら考え、積極的に行動します。タスクの性質に応じて、ペアプログラミングやモブプログラミングを自然に取り入れたり、チーム間の壁を越えて知識やスキルを共有し合うことが日常的に行われています。
また、通常の開発業務に加えて、手上げ式で組織の課題を解決する文化も根付いています。メンバーが「この課題を解決したい」と感じたときに、チームの枠を越えて自発的にグループを組み、組織をより良くするための活動を行っています。
AI 活用による生産性向上
kencom のエンジニアチームでは、AI 技術の積極的な活用も文化の一つとして根付いています。
メンバーは日々の開発業務において、AI ツールを効果的に活用して生産性を向上させる工夫を積極的に行っています。個人で発見した有効な AI 活用方法や新しいツールの使い方は、チーム内で積極的に共有され、組織全体の開発効率向上につながっています。
事例紹介
kencom は 2015 年のリリース以来、エンジニアチームが数多くの技術的チャレンジを行ってきました。その中でも、9 年目を迎えたサービスの継続と向上を目指す中で、リアーキテクチャは避けられない挑戦でした。このプロジェクトでは、システムのスケーラビリティとパフォーマンスを大幅に向上させることができ、ユーザー体験の向上に寄与しました。
kencom は契約していただいている健康保険組合様、自治体様のご要望にお応えし、健診結果や医療費お知らせ機能においてマイナポータルと連携したデータを表示できるようになりました。この連携により、ユーザーはより包括的な健康情報を一元管理できるようになりました。
技術スタック
開発言語 |
サーバーサイド: Go, Ruby on Rails フロントエンド: TypeScript モバイル: Kotlin, Swift |
データベース | PostgreSQL, MySQL |
インフラ | GCP, AWS |
フレームワーク |
Android: Jetpack Compose iOS: SwiftUI フロントエンド: React, Next.js |
開発ツール | GitHub, Jira, Confluence, Figma |
AIツール | Claude Code, Cursor, Cline, Devin, Gemini, n8n |
チーム構成
kencom の開発チームは、特定の目的に対して価値創出を専門とするチームと、それらをサポートする横断的なチームで構成されています。

価値創出チーム(SAT)
価値創出チームは、特定の顧客や目的に向けて、企画・設計から開発・運用まで一貫して責任を持つ自己完結型のチームです。kencom では「SAT(Stream-Aligned Team)」と呼んでいます。各 SAT は、PO(プロダクトオーナー)、エンジニア(複数名)、デザイナー(1-2 名)で構成されています。
kencom の SAT 一覧
SAT-α(アルファ): to B 向けの機能を開発するチーム
SAT-β(ベータ): to C 向けの機能を開発するチーム
SAT-γ(ガンマ): kencom を運営するための業務やエンジニアの調査業務などの効率化に特化した機能を開発するチーム
横断的なサポートチーム
価値創出チーム(SAT)を支援するために、以下のような横断的なチームも存在します。
専門知識支援チーム(Enabling Team): 特定の専門知識で他のチームを支援するチーム
プラットフォームチーム(Platform Team): 他のチームが利用する共通基盤を提供するチーム
kencom のエンジニアマネージャーが過去に登壇した映像があります。ぜひご覧ください。
採用情報
kencom では現在、プラットフォームチームのサーバーサイドエンジニアを積極的に募集しています。
詳細な募集要項については、以下のリンクをご確認ください!