はじめに
こんにちは。エンジニアリング室で内定者インターンをしている大崎です。 本イベントの運営と、当日の司会を担当しました。
DeNA には、部署や事業を越えて、同じ技術が好きなエンジニアが集まる社内技術コミュニティがいくつもあります。 そして技術領域の枠も越えて、全社のエンジニアが集まる場が、2010 年から続く社内 LT イベント TechTalk です。 「DeNA 社員にとって一番敷居の低いイベント」を目指していて、普段はエンジニアが好きなテーマで気軽に発表しています。 新入社員が現場に合流するこの時期だけは、毎年恒例の特別回。 社内の技術コミュニティが一堂に集まり、新しく入った仲間に活動を紹介する「技術コミュニティ紹介会」です。 今年で 3 回目となるこの企画に、11 のコミュニティが参加してくれました。
この記事では、6月15日に渋谷オフィス 40F のラウンジで開催した当日の様子をレポートします。
当日の流れ
- コミュニティ紹介 LT(19:00〜)
- コミュニティブース交流(19:45〜)
- 懇親会(20:45〜)
このうち LT パートは、Zoom でも配信しました。 会場には新入社員を中心に、各コミュニティからも 2〜3 名ずつメンバーが集まり、席がしっかり埋まりました。
受付で配った名札には、ちょっとした仕掛けがあり、表は名前と自由記入欄、裏は 11 コミュニティ分のスタンプラリー台紙になっています。 スタンプを全部集めると懇親会で使える抽選番号がもらえるので、名札そのものがブースを回る理由になります。
コミュニティ紹介 LT
最初のパートは、各コミュニティの代表者による 3 分ずつの紹介 LT です。
LT には、運営で用意した共通の質問スライドを各コミュニティに使ってもらいました。 項目は「扱うテーマ」「開催頻度」「活動形式」「最近話した話題」「参加したいときに最初にすること」の 5 つ。 同じ質問に 11 通りの答えが返ってくるので、並べて聞くとコミュニティごとの個性がくっきり出ます。 「自分に合いそうなのはどこかな」と目星をつけながら聞けたんじゃないかなと思います。
参加してくれた 11 のコミュニティの全体像です。
| コミュニティ | 扱うテーマ | 開催ペース |
|---|---|---|
| Flutter.Thursday | Flutter | 隔週木曜 |
| vimrc 読書会 | Vim / Neovim | 毎週木曜 |
| Frontend Up! | Web フロントエンド全般 | 月1回(月末の月曜) |
| デザイン×エンジニアリング勉強会 | デザインをエンジニアリングの観点で | 毎月最終月曜 |
| GoDay | Go | 毎週火曜 |
| アクセシビリティ勉強会 | アクセシビリティの基礎から実践まで | 毎月第2水曜 |
| AI技術共有会 | AI 関連全般 | 毎週木曜 |
| データ基盤技術トーク | データ基盤とその周辺 | 毎週 |
| Unity.Thursday | Unity・C#・グラフィクス | 毎週木曜 |
| #ruby | Ruby | 不定期(カンファレンス参加が中心) |
| GEテックトーク | ゲーム・エンターテインメント系の技術 | 毎月第4木曜 |
ここからは、それぞれを発表順に紹介します。
Flutter.Thursday
隔週木曜日に開催している Flutter の勉強会です。 Zoom に集まって、困りごと相談や気になる記事の読み合わせをカジュアルに行っています。 最近は Google I/O で発表された Flutter の最新情報や、「最近はどのように AI を使っている?」という雑談が話題に上がったそうです。 build_runner の仕組み(JIT と AOT の違い)や、ネイティブ連携パッケージ pigeon など、開発の足回りを掘り下げる回もあります。
vimrc 読書会
毎週木曜日、お互いの Vim 設定の共有会をしたり、AI 活用や SKK などの IME について話したり、VimConf 登壇の壁打ちをしたりしているコミュニティです。 当日のブースには、社外の勉強会 VimConf 談話懇親会で DeNA の Vimmer が発表した「DeNA Vimmer が AI オールインでどのように働いているか」のポスターが展示されていました。 AI エージェントが当たり前になった今、Vimmer はどう働いているのか。 ポスターには、Claude Code を Neovim の外に独立させる構成や、deol.nvim でプロンプトの往復をなくす工夫など、4 人の Vimmer それぞれの答えが並んでいます。 モニターに映した実際の画面を見せながらの談義で、ブースは終始賑わっていました。
自分自身は Vim を触ったことがないのですが、普段の開発で不便だなと感じていたことがダイレクトに解決されている様子を見て、とても気になる存在になりました。
昨年の VimConf 2025 には、運営スタッフとして参加したメンバーもいます。 参加レポートはこちらの記事をご覧ください。
Frontend Up!
「DeNA を Web フロントエンドの強い会社にする」を掲げて、月末の月曜日に月1回集まっているコミュニティです。 リーンコーヒー形式の議論や記事の読み合わせが中心です。 最近は次世代バンドラー Rolldown 1.0 のリリースが話題に上がったそうで、フレームワークの中だけにとどまらず、エコシステム周りの動きも幅広く扱っています。 過去には「State of JavaScript を眺めよう」「Baseline についてみんなで知ろう」といったテーマも取り上げてきたそうです。
デザイン×エンジニアリング勉強会
毎月最終月曜日に、デザインをエンジニアリングの観点で学んでいる勉強会です。 デザインの視点を持つエンジニアと、エンジニアリングの視点を持つデザイナーが集まります。 過去のテーマは「モードレスデザイン」「認知心理学から考えるデザイン」「透明 UI の世界」「ダークモード」など、18 回分におよびます。 最近の回では、LINE や Threads を例にアプリごとのナビゲーション実装の違いを見比べたりもしていたそうです。
GoDay
毎週火曜日に開催している Go の勉強会です。 Go イベントの発表資料をみんなで見たり、Go 1.27 に入りそうな新機能を確認したりと、いつも最新の Go を追いかけているそうです。 勉強会本編の「表 GoDay」と雑談中心の「裏 GoDay」の二部制なのもおもしろいところ。 Go のリリースサイクルに合わせて、2月と8月には新機能をみんなで読み解く社外イベントも開催しています(Unity コミュニティの人もなぜか毎回参加しているらしいです)。 このあとの懇親会には、GoDay のメンバーが自作した抽選ツールも登場します。
アクセシビリティ勉強会
毎月第2水曜日に、アクセシビリティの基礎から実践までを扱っている勉強会です。 ガイドラインをみんなで読んでみたり、実際のアクセシビリティ対応の相談をしたり、他部署の知見や経験に触れられる場になっているそうです。 最近の回では、コントラスト比の新しい評価アルゴリズム APCA や、OpenDyslexic・Lexend といった読みやすさに配慮したフォント、AI にアクセシビリティチェックをさせる試みなどが話題に上がっています。
AI技術共有会
毎週木曜日に開催している、AI 関連全般の共有会です。 事業での AI 活用事例を聞ける場で、最近はゲームの AI バディの話などが話題に上がったそうです。 LT では、毎週の LLM ナレッジシェア会や、社外にも公開しているテックイベント DeNA AI Talks もあわせて紹介されました。
今年1月に開催された DeNA AI Talks の様子は、こちらの記事をご覧ください。
データ基盤技術トーク
データ基盤を中心に、毎週 LT 形式で発表を続けている勉強会です。 最近の発表タイトルを並べると「データスキューとジョイン再考」「VCS の進化史と Jujutsu」「日報生成の自動化」など、データ基盤のコスト最適化からバージョン管理の歴史、AI エージェントの実践活用まで、守備範囲の広さが伝わります。 直近では、データレイクのテーブルフォーマット Iceberg や、Rust 実装の SQL リンター sqlfluff[rs]を扱った回もあったそうです。
Unity.Thursday
毎週木曜日、テーマを決めてみんなで記事を読んだり話し合ったりしている Unity の勉強会です。 最近のテーマは「ゲームに使えるデザインパターン集」「Unity AI の機能をみてみよう」など。 今年はコミュニティ有志で、技術書典20に Unity 本を頒布したそうです。
#ruby
特定の活動日時は設けず、Rubyist がゆるやかに繋がるコミュニティです。 活動の中心は RubyKaigi や Kaigi on Rails といったカンファレンスへの参加で、今年5月に函館で開催された RubyKaigi 2026 にも参加しています。 参加レポートも公開しています。
GEテックトーク
毎月第4木曜日に開催している、ゲーム・エンターテインメント系事業のエンジニアが知見を共有する勉強会です。 最近は GDC 2026 の現地参加レポートや Blender の最新事情、AI による高速ゲームプロトタイピングなどが発表されたそうです。 今年は25卒のエンジニアが運営を引き継いでいて、紹介 LT のスライドもゲーム画面風のデザインで会場を沸かせていました。
GDC 2026 の現地参加レポートは、ブログ記事にもなっています。
コミュニティブース交流
LT のあとは、各コミュニティがラウンジ内に設けたブースを自由に回る時間です。 発表を聞いて気になったコミュニティに、その場で直接話を聞きに行けます。
どのブースにも人が途切れず、ポスター展示やデモなど、それぞれのコミュニティがそれぞれのやり方で新入社員を迎えていました。
懇親会
ブースの時間を区切って、最後は全員で集まる懇親会です。
会場に並んだのはハワイアン系のケータリング。 スパムむすびには「JS」「SQL」「UNITY」「VIM」「RUBY」「GO」と技術ワードの焼き印が入っていました!
このスパムむすび、「どれ取りました?」から会話が始まるので、初対面同士の話のきっかけとしてもよく働いていました。
懇親会の目玉は、スタンプラリーで手に入れた番号で参加する抽選会。
当たるのは DeNA T シャツです。
抽選には、GoDay のメンバー(TechTalk の運営でもあります)が Go で自作した CLI ツール「go-lottery」を使いました。
ターミナルの実行画面をそのままスクリーンに映して、go run から当選番号の発表までをライブで行います。
さいごに
新しく参加してくれたコミュニティも含めて 11 団体が集まり、終了時刻まで会場に人が残り続ける会になりました。 運営としては、新入社員と社内のコミュニティの接点を作れた手応えがあります。
今回の運営では先輩たちに何度も助けられながら、イベントの回し方を間近で学ばせてもらいました。 次の TechTalk では、企画の立ち上げから自分がボールを持ってやってみたいです。 それでも、社内に技術の話を気軽にできる仲間がいるのはエンジニアとしてとてもうれしいことだと、会場の熱気の中で再認識しました。 どのブースでも、紹介する側が一番楽しそうに話していたのが印象に残っています。
今回参加したコミュニティのほかにも、DeNA ではさまざまな技術コミュニティが活動しています。
DeNA では、こうした社内コミュニティの活動を含めて、エンジニアが学び合う文化を大切にしています。 興味を持った方は、ぜひ 採用ページ もご覧ください。
昨年の様子はこちらから!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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