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DeNAのエンジニアが考えていることや、担当しているサービスについて情報発信しています

2025.04.17 イベントレポート

DeNA発!ストリートコーディング try! Swift Tokyo 2025 Report !!

by Tsutomu Hayakawa

#tryswift #mobile #ios #swift #swiftui

こんにちは!DeNA技術広報チームの早川( @sokume )です。

先日、2025年4月9日(水)から11日(金)の3日間にわたり開催された、Swiftエンジニアのための技術カンファレンス「 try! Swift Tokyo 2025 」に、DeNA は GOLD スポンサーとして協賛させていただき、イベント会場でブースの出展もさせていただきました!

本記事では、DeNA から登壇した4名のエンジニアと、ブースで実施した取り組みについて、当日の様子を交えながらレポートしていきます!

try! Swift Tokyo 2025 概要

try! Swift Tokyo 2025

  • 日程:2025年4月9日(水)〜2025年4月11日(金)
  • 会場:立川ステージガーデン
  • 主催:一般社団法人try Swift Tokyo

try! Swift Tokyo は2016年から開催されている、Swift の国際カンファレンスです。DeNA は2018年開催からスポンサーとして支援し、今年で5回目となります。

Speakers

今回の try! Swift Tokyo 2025 では、DeNA から以下の4名のエンジニアがスピーカーとして登壇し、さまざまな視点から得た知見や技術的なチャレンジについて発表していただきました。

Sugiy

“Japan Symbol QuizによるSwiftUIのPathアニメーションの探求”

SwiftUIだけで、iPhoneの起動画面のような滑らかな線画アニメーションって作れるの? その疑問に答えるセッション「Exploring CI Path Animations」では、SVGを使ったPath生成から、Animatableプロトコルによる動的描画までを丁寧に解説。 また、全国で開催されるJapan Swiftイベントで使われた「地域シンボルクイズ」の楽しい活用例も紹介します。 動画の最後には、TestFlightで実際にクイズが楽しめるアプリの案内も。

Akihiko Sato

“Charts APIで作るグラフアート – データビジュアライゼーションを超えて”

Swift Chartsを、ただの可視化ツールだと思っていませんか? このセッション「Graph Art with Swift Charts API」では、曲線・数式・座標を駆使して“グラフをアートに変える”挑戦を紹介! 花のようなグラフ、笑顔のマトリクス、ピクセルアートまで。実用機能の向こうにある創造力を刺激する内容です。

noppe

“通知に彩りを加えよう”

SlackやDiscordのように、自分の好きなカスタム絵文字をiOSの通知にも表示できたら…そんな願いを叶えるセッションがこちら! 「Gemojii × 通知」の仕組みを解き明かし、カスタム絵文字を使った実際のiOS実装を大公開。 登壇者の奥様が作った“かわいいキツネ絵文字”が通知に表示されるまでの失敗と工夫が詰まった、楽しくて学び深い一幕です。

ojun

“SwiftUIの8番出口”

SwiftUIで作ってたら「これ、UIKit使ったほうがいいのでは…?」と迷ったことありませんか? このLT「SwiftUIの8番出口」では、UI課題に遭遇しながらSwiftUIとUIKitの選択基準を解き明かします。 どこまでがSwiftUIでいけるのか?UIKitに引き返すタイミングは? リアルな事例とユニークな演出で、UI開発の“迷い”がスッキリする楽しいセッションです。

Booth

今回のDeNAブースでは、「ストリートコーディング」と題した、少し変わった参加型企画を実施しました! コンセプトは 「ストリートピアノ」のコーディング版!?

街角に置かれた誰でも自由に弾けるストリートピアノのように、 ブースに立ち寄った誰もが気軽に参加して、DeNA の Swift エンジニアと一緒にアプリをコーディングし、自由に作り上げていこう! というコンセプトです。 あまりにも自由すぎると難しいので、お題として try! Swift Tokyo 2025 のタイムテーブルという部分だけ決めてスタート!

Day1 の状態は空っぽのUIだけでしたが、そこからいろいろな画面や機能が追加され、最終日には一つのアプリになっていく様子は必見です。

最終的なアプリはこちら!しっかりとしたタイムテーブルアプリが出来上がっています!(いつのまにか隠し画面まで!!)

こちら、3日間でコーディングしていただいたアプリのリポジトリは以下から参照出来ます。

ブースでみなさんがコーディングされている様子はこちら!

コーディングを“魅せる”工夫

ストリートピアノのように、周囲も楽しめるコーディング体験を目指して、ブースバックパネルをスクリーンに置き換えて、短焦点プロジェクターを設置。コーディングの様子を大きく映すことで、多くの方がブースに興味を持っていただけました。初の試みでしたが、好評でした!

ふりかえって

「ストリートコーディング」は、私たちにとっても初めての試みで手探りの部分もありました。期間の中で「共創」する楽しさと、コミュニティの力で一つのものが形になっていくダイナミズムを体験できた、非常にたのしい機会となりました。
DeNAは今後も、このような技術カンファレンスへの協賛や登壇、コミュニティ活動への貢献を通じて、SwiftおよびiOS開発コミュニティ全体の発展に少しでも寄与していきたいと考えています。

Special thanks to all the committers

Speakerの方や、try! Swift Tokyo 2025 スタッフ、オーガナイザーの方も含めた約30名の方々にご参加いただけました。そして DeNA のSwiftエンジニアもたくさん参加してくれました。 3日間でご協力いただいた方のサインと、一覧を記載させていただきます。(敬称略・順不同)

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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