こんにちは!DeNAでソリューション本部クライアントエンジニアリング部モバイルアプリグループに所属する早川(sokume)です。
先日(2024年5月14日)、Google I/O 2024がオンライン配信されました。2019年以降、Google I/Oはオンライン形式で開催されていますが、今回のGoogle I/O 2024にはオフラインの会場に参加する招待を頂き、現地に参加してきましたので、会場の雰囲気などをご報告します!
Google I/O とは?
Google I/O 2024 Googleが開催する年次開発者向けカンファレンスで、Googleのテクノロジー、製品、ツールの発表に加えて、技術セッションや展示などが行われ、新情報が共有される場となっています。今回は、2024年5月14日10:00〜(日本時間5月15日2:00〜)に基調講演が行われました。
会場
会場はGoogle Plex(Google本社の愛称)の近くにあるShoreline Amphitheatreで行われました。Google Plexの広大な敷地内にあるため、移動が大変でした。
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奥にみえるテントっぽい建物がShoreline Amphitheatreですね。
Day 0
まずはBadgeの受取からカンファレンスが始まります。私はアメリカ現地時間5月13日の午前中に到着し、そのままShoreline Amphitheatre に向かい、Badge を受け取りました。
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ノベルティーは、帆布生地のしっかりとしたバッグと、Tシャツ、スウェット、水筒でした。
しっかりした作りのものが多くて、使いやすそうな感じです。
Day 1
Google Keynote
Google Keynoteのメイン会場では多くの人が集まり、新しい技術の発表が行われました。 新しい技術の発表が行われるタイミングで会場からの拍手や歓声が聞こえ、あらためてGoogle Keynoteの場にいるんだなと感じました。
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内容に関しては、
公式の動画
を見ていただくのが一番良いかなと思いますが、「AIに始まり、AIに終わった内容だった」と強く感じました。
Gemini 1.5を軸にProject AstraやVeoなど、AIを利用する方法が広がっていくことが強調されました。
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動画の中でも最後にとりあげられますが、AIというキーワードが沢山つかわれる発表でした。
Developers Keynote
AIを軸とした発表は、Developers Keynote でも同様でしたね。
モバイル開発といった技術カテゴリにおいても、AIを利用した開発のための体験が多く発表されました。
昨年発表された Studio Bot は Gemini in Android Studio となり、Android開発者の開発体験を大きくサポートしてくれそうです。
他にもGemini Nano in Chrome といった、Web開発環境での利用や、 Kotlin Multiplatform (KMP) on Android といった個人的にもきになるマルチプラットフォームアーキテクチャーに関する発表もありました。
日本に戻ったら、発表の内容を見直し、動かしてみたい内容が多かったです。
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他にも
AI、Cloud、Mobile、Web、Dialoguesなどの技術カテゴリーに分かれたセッションやWorkShopが行われました。ここからはメイン会場でなく、各カテゴリの会場で発表が行われていました。
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Day 2
Day2でも、たくさんのセッションと、ワークショップ、AI Sandbox などが行われました。
Find Your Way
イベント会場はメイン会場と、各カテゴリーの発表エリア、ランチエリア、AI SandBox 、コミュニティーエリア、パートナーエリアなどに分けられていました。
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セッション
二日目も各技術カテゴリーに分かれた形でのセッションがあり、合計33セッションが行われました。
私もいくつかのセッションに参加させていただきました。
こちらの内容は数日中には公開されるようですので、Google I/O 公式サイトで更新をおまちください。
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OfficeHour & WorkShop
OfficeHour は Googler(Google社社員)に技術的な質問や相談を行える場で、かなり早くに予約がいっぱいになっていました。
WorkShop は Googler がCodelabベースで、レクチャーと解説を行ってくれるエリアです。直接手を動かしながら学ぶことができるので、沢山の人が参加していました。
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AI Sandlab
Keynoteで発表されたGemini 1.5 Proの体験エリアや、Gemini を利用した様々なサービスを体験する事が出来ました。
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Infinite Wonderland は Alice’s Adventures in Wonderland(日本題:不思議の国のアリス)の、文章の一節を選んで、アーティストの方のモデルから、画像を生成してくれるというサービスでした。
私もプレイしてみて写真のようなカードを頂きました。なかなか表現が難しいですが、なんか不思議な感じですね。
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他にも
会場内には Google デバイスが購入できる Google Store もあり、発売したばかりの Pixel 8a も特別価格で販売していました。
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飲料やお菓子を配布している場所もたくさんで、しっかり水分補給しながら参加することが出来ました。
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まとめ
駆け足気味でしたが、招待制となってなかなか情報のなかった Google I/O 2024 の現地のイメージをレポートさせていただきました。
現地での体験は貴重で、この機会を提供してくれた弊社に感謝させていただきます。これが公開されるころはまだ日本に戻っていませんが、日本に戻って落ち着いた環境でKeynoteや各セッション動画をあらためて復習しようかなと思っています。
Google I/O を現地で参加することは、距離、時差、言葉、といった沢山のハードルがありますが、現地でしか体験出来ない事や、いろいろなエンジニアとのコミュニケーションを楽しみにして参加することができました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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