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DeNAのエンジニアが考えていることや、担当しているサービスについて情報発信しています

2024.03.29 イベントレポート

DeNA TechCon 2024 -POLYPHONY- をふりかえって

by Nana Ota

#denatechcon

こんにちは!DeNA TechCon 運営の太田です。 2024年2月29日に DeNA TechCon 2024 をオフライン&オンラインのハイブリッド形式で開催しました!

オフライン会場に参加いただきましたみなさま、オンラインからご視聴いただきましたみなさま、そして Speaker、Staff のみなさま、本当にありがとうございました!!
オフライン参加登録数:401名、オンライン参加登録者:1,123名、開催後から 2024/3/26 時点でのアーカイブ視聴数:7,906名、という多くのみなさまにお届けできて大変うれしく思っています。
本稿では、たくさんの方々に支えられた DeNA TechCon 2024 を題材に、5年ぶりとなるオフライン会場の用意をまさかの完全内製で行うという凄まじい判断をした我々運営の裏側をお届け出きればと思います。

DeNA TechCon 2024 の開催形式

2020年3月4日、東京都内での新型コロナウイルス感染拡大に伴いオフライン開催を断念しオンライン開催に切り替えて以来、4回の TechCon をお届けしてきましたが、幸いなことに2023年にはいってからは感染症の状況が落ちつきはじめ、徐々にオフライン開催のカンファレンスがみられるようになりました。
DeNA でも 2023年4月末の運営CoreメンバーMtgにて、DeNA TechCon 2024 はオフライン会場を用意しよう! という意思決定をしたのですが、オンライン開催を通じて得られた貴重な経験と知見を活かしたい!、という思いも強くあり、私たちはハイブリッド開催という新たな形を採用することにしました。
新型コロナウイルスによって多くのものが変わりましたが、それは同時に新しい可能性を探求する機会ももたらしてくれたとも思っています。たくさんのカンファレンスでハイブリッド開催が行われるようになりましたが、それはただのイベント形態の変更ではなく、テクノロジーを活用し日本各地に、世界各国に発信できるという新しい方法を生み出してくれたのかもしれません。
が、久しぶりのオフライン開催のワクワクよりも、不安と心配のほうが大きいものになりました。。なぜならば。。

規模感の設計

どのようなカンファレンスにしていくかのゴール設計をするときに参考にしたのは、DeNA TechCon 2019 のオフライン開催時の記録と記憶でした。
とはいえ、当時は新型コロナウイルスはなく、渋谷ヒカリエホールで約1,500名の方にご来場いただいた大規模な開催だったので、感染症が落ち着いたとはいえそこまで大規模にしてよいのか、また、予算的にどの規模でいけるのか、考えるべきことはたくさんありました。
色々と議論した結果、着地したオフライン会場の規模感は MAX 400名 が入る会場 ということになり、DeNA 本社の隣にある 渋谷ストリーム ホール に決定しました。
渋谷ストリームホールの定員(6Fメインホール)は、スタンディングで650名、シアター形式で270名なので、オープンに参加者を募集するにはリスキーなので参加形式を一定絞り込む必要があり、また、どのように絞り込むのかによって、イベントの形が大きく変わるのでかなり慎重に議論を重ねました。
たどり着いた結論は、DeNA社員からの完全招待制 とし、会場に参加できる人数をコントロールをする、ということにしました。
人数が超えそうになったらどうするつもりだったの?逆に集まらなかったらどうする気だったの??という疑問につきましては、、また機会があればお伝えしますね。

オフライン会場を完全内製。。だと!?

開催形式と規模感が決まったので、さて、どう現実のものにしていくか、という議論がスタートします。ココからは夢物語をいかに現実のものにしていくか、とにかくアイデアを出しあい、参加者はもちろんのこと関係者全員が楽しくワクワクできるイベントにしよう!という目標のもと議論を重ねました。
そして、イベント会社に依頼するのではなく、完全内製で実施すること にしました。正直、正気を失った状態だったのでは?といまでは思います(笑)
ですが、完全内製にするデメリットより、完全内製にすることによってより柔軟性を持って参加者のみなさまを含む関係者全員の期待に応える。。いや、超えるイベントを作り上げていくことができる、というメリットのほうが上回ると判断しました。
また、オンライン配信に関しては4回の経験と知見があったので、この判断に大きな自信をもたらしてくれました。毎回ご協力をいただいている 配信チーム の絶対的な安心感は本当に底知れません。もし配信などでお困りの際は、ぜひお問い合わせください!

運営チームの構成

DeNA TechCon 2024 を進めていくにあたり、大きく2つのチームを作りました。

  • 大きな意思決定をするCoreメンバー:12名
  • 細分化してそれぞれの企画立案をするPjMメンバー:9名

ちなみに、Coreメンバー12名中7名がPjMメンバーになります。この人数、どう思いますか?少なくないですか??すくないですよね!!!?
ワタシ自身、大きなカンファレンスの運営メンバーになったことはなく、ブースの支援だったり勉強会の支援をする程度でしたが、それでも400名規模の自社カンファレンスを実行するにはこの人数はどうなんだろう、と思いました。が、実際は少人数だからこそのクイックな意思決定、メンバーになってくださった方々の力量が素晴らしく、ちょうどよかったのかな、と思います。
大枠の方針や内容はこのメンバーで推進していましたが、ここで忘れてはいけないのが弊社自慢のツヨツヨ Network チームです。詳細は当日のLTで登壇しております下記をご覧いただければと思いますが、何度も会場に足と機材を運んでトラブルシューティングをしていただき本当に感謝ですmm

ノベルティに込めた想い

ノベルティはオフライン参加した人にしかお渡しできないので、参加してくださった方に特別感を持ってもらい、参加してよかった!という体験に繋げたいな、と思っていました。
カンファレンス参加後も継続的に利用してもらえて、利用するたびに TechCon を思い出してもらえるよう、”記憶残るもの" “手元に残るもの” という2軸で検討を進め、その結果、下記4点のノベルティとなりました。

木箱入りバームクーヘン(記憶に残るもの)

こちらはかなりかさばるし、来場者に嫌がられる可能性も視野には入れていたのですが、ワタシがどーーーーーしても用意したかったのでゴリ押しで決定しましたw
木箱に「TechCon のロゴ」をいれ、バームクーヘンの層を「POLYPHONY」、輪を「つながり」、と見立てて、今回の TechCon のテーマである “POLYPHONY” を表現しました。
その説明メッセージもノベルティバッグの中に忍ばせていたのですが、気付いていただけましたでしょうか?

アクリルキーホルダー(手元に残るもの)

今回のノベルティの中で一番苦労したのがこちらのアクリルキーホルダーです。というのもただのアクリルキーホルダーではなく、ご自身のアイコン画像を提供してくださった方には一点ものとして、個別に製作をしました。そうすることにより特別感がでて喜んでもらえたり、ご自身のアイコンであれば愛着を持って使用してもらえるかな、と考えました。
会場にはNFCタグ設置エリアを設け、アクリルキーホルダーの裏にNFCタグを貼って、気軽に会場のみなさまとSNSアカウントのシェアができるようにしてみました。
今回の無理難題に応えてくださいました、 株式会社トップ のみなさま、本当にありがとうございました!!

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ひだりは運営責任者 sokume の写真入りアクキー

トートバッグ(手元に残るもの)

カンファレンスバッグは 無地で提供する、という決断をしました。 ビッグ・テックのロゴ入りであれば捨てずに使用してもらえると思いますが、捨てられずに使ってもらえるカンファレンスバッグにするにはどうするか、ものすごく議論しました。手元に残してもらう、ということを考えたときに、シンプルであること、しっかりした生地であること、機能性があること、を軸に検討し、ロゴを入れる代わりにアクリルキーホルダーを持ち手に付けてお渡しする、ということにしました。
アクリルキーホルダーを外したらどこのカンファレンスで配られたものか全くわからなくなりますが、逆に DeNA のイベントでもらったバッグ、使いやすいなと記憶に残ってくれることを期待しました。 img

DeNA TechCon 2024 ロゴ入りボールペン(手元に残る。。かも?)

当日のオフライン会場ではスタンプラリー企画を実施しており、そのひとつとして、招待者または参加者、スタッフなどからサインをもらうという交流促進を目的としてボールペンを用意しました。反対側はタッチペンにもなっており、結構便利です。

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品数は少なく、どれも豪華なものではありませんが、おもてなしの気持ちを込めてお届けしました。いまでも参加者のみなさまのお手元に残っているといいな、と思っています。

ブースとコミュニティイベント

オフライン会場には DeNA のプロダクトを体験する事ができる事業部体験ブースを6つ用意しました。

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  • 音声変換AI体験ブース〜DeNA開発の最先端AIを体感せよ!!〜
  • NFTリテラシー検定
  • “スマホ1台とイラスト1枚ですぐキャラになれる! 〜新感覚Vtuberアプリ IRIAM〜
  • Anyca で AR !
  • VR映像配信システム体験
  • ビザンチン -カードゲームで学ぶDAO-

ブースに足を運びやすくするため、登壇時間を15分と30分の2パターンに設定しました。そうすることによりセッション間に余裕ができるので、ブースを見てみようかな?という気持ちの後押しができたかな、と思っています。おかげさまでたくさんの方々にブース体験をしていただけて、ブースエリアは大盛況でした!
実は社内でも他の部署がどんなことをしているのかわからないことが多いので、ブースを通じて社内での交流も活発化しました。こちらは想定外の副産物でしたが、多くの社員が他部署の活動を知る機会となり、社内コラボレーションが実現しそうでワクワクしています!

そして今年も5つの技術コミュニティイベントを開催しました。 オンラインは Discord から、オフライン会場は現地から、というこちらもハイブリッド形式で対応しました。

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  • 13:00 ~ 14:00 / Flutter.Thursday Offline&Online
  • 14:00 ~ 15:00 / Frontend Up! #6 Offline&Online
  • 14:30 ~ 15:00 / DeNA.vim #2 Only Online
  • 15:00 ~ 16:00 / GoDay 出張編 Offline&Online
  • 16:00 ~ 17:00 / 公開 SwiftWednesday Offline&Online

こちらも昨年に引き続き大変盛り上がり、どのコミュニティもアットホームな雰囲気でゆるーく楽しいイベントになりました!

After Party

CLOSING KEYNOTE 終了後には、同じ会場の4階、5階を使って自由参加の懇親会を実施しました!
4 階はお祭り感を楽しめる屋台エリア、5 階は DJ 付きのビュッフェ エリア、という2つの会場を用意しました!
なんと DeNA には DJ ができるエンジニアが複数名おりまして、今回は4名の DJ の方にプレイしていただきました。みんな、かっこよかったです!!

登壇会場を After Party 会場に転換する作業は 17:30 からの LIGHTNING TALK と CLOSING KEYNOTE の間に各フロア 5〜8名のスタッフで強行しました。本当に強行でしたが、なんとか想定時間内で転換が完了してホッとしました。
4階会場と5階会場の導線設計がうまくできておらずご迷惑をおかけしてしまいましたが、どちらの階も大変盛り上がっており、参加者全員が楽しんでいる様子を見ることができて嬉しかったです。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。改めまして、オフライン会場に参加いただきましたみなさま、オンラインからご視聴いただきましたみなさま、そして Speaker、Staff のみなさま、本当にありがとうございました!!
次回 TechCon がどのような形式で開催されるかはまだ未定ですが、みなさまと再びお会いできることを心より楽しみにしております。
今後もTechCon に限らず様々な事業で培ってきた技術的知見や最新の取り組みを積極的に発信していきますので、よろしければ DeNA 公式 X アカウント @DeNAxTech のフォローをお願いしますmm

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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