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DeNAのエンジニアが考えていることや、担当しているサービスについて情報発信しています

2023.12.18 その他

技術イベントで「テーマ」を設定することのすゝめ

by Daisuke Tamada

#tech_pr #tech_branding #conference

はじめに

こんにちは!技術広報の玉田です。
こちらの記事は 技術広報 Advent Calendar 2023の18日目 の記事です。

突然ですが、技術広報ってやること多すぎませんか?

多すぎて、気を抜くと「施策を終わらせるだけ」になりがちです。たくさん施策を行う際、その1つ1つに「こだわり」を入れ込むのは難しいかと思います。

こちらの記事では、そんな技術広報の方々に「テーマ」という武器をご紹介します!

「テーマ」が武器?

技術広報において、同時に動いている複数の施策に共通の「テーマ」を設定するとします。

すると、1つ1つの「施策」や「クリエイティブ」が 一貫性 を持つことができます。

2024年2月29日(木)開催予定のDeNA TechCon 2024 では「POLYPHONY」というテーマに決めました。

DeNATechCon2024

Webサイト、スライドテンプレート、動画、音楽に至るまで、この「POLYPHONY」というテーマでデザイナーの方にデザインいただき、登壇者もこのテーマを意識した登壇を行う予定です。

この記事では、どのようにテーマを決め、最終的にクリエイティブまで制作したのか、そのプロセスをご紹介します。

テーマからクリエイティブをつくるまで

まずは訴求したいテーマをコピーライティング

DeNA TechCon では、“エンジニアから見た DeNA はどういう会社なのか” を訴求するため、常務執行役員でエンジニアでもある小林さんを中心に、訴求するテーマ を決めていきました。

このテーマを決めるプロセスでコピーライターの菊池さん 1 に協力いただき、以下のテーマとメッセージを決めました。

テーマ: 「POLYPHONY」

領域に捉われずさまざまな事業を展開するDeNAは
エンタメ性を活かした事業、社会課題解決への取り組みを軸に
いくつもの事業を同時に進めてます。

独立性が高く個性溢れる事業をまとめ
Delightへと繋ぐ基盤となるのが
私たちが、つくり、磨き上げ、積み上げてきた
DeNA固有の「らしさ」です。

今回は、その「らしさ」を構成する
「ひと」と「技術」によりフォーカスし
各事業のチャレンジと共にお伝えします。

複数の独立したリズムを奏でながらも
互いに響き合い、活かし合い、つくり上げる
DeNAというPOLYPHONYを
“聴き”に、そして体感しにきてください。

毎年テーマを決めるときはコピーライターの菊池さんに何度も案を出してもらい、かなり時間をかけて決めています。

今回は 「POLYPHONY」 というテーマがしっくり来すぎて、「それしかない!!」と満場一致で気まりました。

コピーライティングからキービジュアルを作成

コピーライターの菊池さんにつくってもらったテーマとメッセージをもとに、デザイナーの 植木さん にキービジュアルを作成いただきました。

以下、デザイナーの植木さんから説明いただいたデザインの考え方です。

テーマの一貫性や視覚強度をまずは検討しました。
POLYPHONY といえば音や合奏、合唱のようなイメージを出したかったです。
積層が、一番下だと、短い層。1つ1つの層が、DeNA が抱えている事業や、個人を表しています。
いろいろな人や、事業を表し、この積み重ねが DeNA という組織をつくっているとしました。

key_visual_01

今回はオフライン、オンラインの両方で開催する予定です。
なので、縦に長かったり、横に長かったり
色々なビジュアルや比率に変化して対応できるようにしました。
積層に積まれて、音や波の重なりを表現したいです。
波のような表現で POLYPHONY らしさを出そうと考えました。

key_visual_02

拡縮性、展開性があるように、ベースとなるデザインをつくりました。
そのうえで、それぞれのパーツが大きくなったり、小さくなっても大丈夫なデザインとしました。

key_visual_03

線としてパターン化しているので、縦長や横長で表現が出来るようにしています。
カラーバリエーションも変更できるようにしました。

実はこのデザイン、こんな こだわり をもとにつくってたんです!

細部までのこだわりを大事にするエンジニア。
そのエンジニアが主役のイベントで、デザインへのこだわりも大事にしてみました。

コピーライティングとキービジュアルから、その他のクリエイティブを作成

コピーライティングで作成したテーマとメッセージ、デザインしてもらったキービジュアルをセットで関係者に共有し、動画や音楽、登壇スライドテンプレートや当日の掲示物、配布物などを制作していきます。

※ なお、以下の画像はイメージです。本番を楽しみにしていてください!

example_01

example_02

example_03

どういった考えでつくってほしいのか、コピーライティングがテキストで伝え、キービジュアルがイメージでつたえるため、提供するものに一貫性が生まれやすく、その裏側に 「自分たちらしいこだわり」 が詰まった状態で提供できます。

まとめ

技術イベントで「テーマ」を設定しておくと、色々なコンテンツをこだわりをもって作成しやすく、ブレなく価値を提供しやすくなることをご紹介しました。

このこだわりが詰まった DeNA TechCon 2024 が 2024年2月29日(木)に開催予定です!

実際にどんな動画や音楽、クリエイティブが出来上がったのか、当日参加して確認いただけると幸いです。ぜひ、参加申込してください!!

参加申込は以下の connpass からぜひお願いします!!


  1. DeNA デザイン本部マーケティングデザイン部第四グループ 菊池 有希子さん。2020年からDeNA TechCon のテーマやメッセージ作成に携わっている。 ↩︎

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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