こんにちは、品質管理部の田熊です。
先日DeNAでKotlin Fest Reject Conference 2019を開催しましたので、イベントレポートをお届けしたいと思います。
Kotlin Fest Reject Conferenceとは?
2019/8/24にKotlin Fest 2019が開催されました。 Kotlin Festは「Kotlinを愛でる」をビジョンに、Kotlinに関する知見の共有とKotlinファンの交流の場を提供する技術カンファレンスです。 セッション・LTは公募制になっており、審査の後に採択・不採択が決定します。
Kotlin Fest Reject Conferenceは、このKotlin Festで不採択になってしまったセッション・LTを楽しむために企画されました。
- 惜しくも不採択になってしまったけれど、Kotlinの知見の詰まったの発表を聞きたい!
- 社内でも不採択になった方々がいるので、その発表の機会を作りたい!
- Kotlin Festの熱が冷めやらぬうちにイベントを企画して、Kotlinコミュニティを盛り上げたい!
このような思いから、DeNAでKotlin Fest Reject Conferenceを開催することを決めました。
トーク紹介
ここでは、当日行われた各発表について紹介させていただきます。どの発表も大変ためになるものばかりでした。
EduToolsについて調べてみた
EduToolsという言語学習用のIntelliJ Pliginと、それを活用して独自学習コンテンツを作る方法の紹介をしていただきました。 EduToolsは使い方などまとまった情報があまりないので、貴重な情報の詰まった発表でした!
Gradle Task with Kotlin
今から発表するよ#kotlinfest_rchttps://t.co/eZpU6vDyUB
— kuu/くぅ寿司大好き (@Fumiya_Kume) September 9, 2019
KotlinでGradleのタスクを書いていくためのナレッジについての紹介でした。 最小構成のタスクからBuildSrcやタスクのClass化にも触れられており、step by stepで理解できてとてもわかりやすかったです!
サーバサイドKotlinでgRPCをやってみよう
Kotlin FestでGraphQLのセッションがあり、そのセッションのタイトルをインスパイアしたという前置きが面白かったです。 gRPC・Protocol Buffersの仕組みと、サーバーサイドKotlinに導入する手順が丁寧に説明されており、大変勉強になりました!
Kotlin DSL パターン
inline Classを使おう
Inline Classを使おう、というお話をします!https://t.co/fwZNRJe9JG #kotlinfest_rc
— 菊池紘 (@kikuchy) September 9, 2019
Kotlin 1.3から入ったInline classの使い所についての紹介でした。 Inline classを使ったコードがデコンパイルされるとどうなるかについて触れられており、Inline classについての理解が深まる内容でした!
JavaからKotlinにさらにKotlinらしく書き換えることでコードがリファクタされていった話
JavaからKotlin化するにあたって、簡単な置き換えでも効果があるというKotlin化に興味があるけれど踏み出せていない人の背中を押すような発表でした。 とくにKotlin化のサイクルの図が面白いので、是非実際にスライドを確認いただければと思います!
JavaからKotlinに書き換えてハマる話
こちらは前のトークとは少し趣旨が異なり、AndroidアプリをJavaからKotlin化するなかで直面する問題についてまとめてくださっています。 問題についての対処法もまとめられており、Kotlin化を進める際に参考すると勘所がわかってスムーズに進められるのでないかと思いました!
Immutable Collections Library for Kotlin
イベントの様子
Kotlin Festトートバッグ
日本Kotlinユーザグループ様のご厚意により、Kotlin Fest 2019のノベリティ入トートバッグを参加者の皆様に配布させていただきました! 100個ほどありましたが、全て完売…!知り合いに配ったところ好評だったとのお声もいただき何よりでございます。
懇親会
Kotlinは音の響きからよく小鳥に例えられます。ということで、懇親会のお食事には焼き鳥をご用意しました。 焼き鳥は大変好評でして、すぐに完売…!
終わりに
ご参加・ご協力いただいた皆様のおかげで、Kotlin Fest Reject Conference 2019は、盛況のうちに終えることができました。
DeNAでは、今後も技術コミュニティを盛り上げる活動を積極的にやっていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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