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こんにちは、DeNAのライブコミュニティ事業本部 Pococha事業部 でAndroidアプリエンジニアをやっている田嶋 ( @clockvoid ) です。 DeNAでは、オフィスのラウンジを使って多彩な勉強会やミートアップの開催を支援しています。
今日は、多彩なイベントの中で、Mobile Dev Japanの第7回開催についてお伝えします!
Mobile Dev Japanとは?
Mobile Dev Japan (以下MDJ、Connpassは こちら )は、日本在住の英語話者のエンジニアコミュニティです。ネイティブスピーカーだけでなく、英語を頑張ってみたい方も参加しています。
Mobile関連であれば、iOS、Android、Flutter、React Nativeなど、フレームワークにこだわらず様々なエンジニアが交流をするような場になっています。 興味ある技術について語りながら、楽しく英語を上達できる場を目指しています。
MDJには、Slackのワークスペースもあり、参加者同士での情報交換や、次回開催の告知なども行われています。 Slackの参加者は2025年5月時点で270人を超えるなど、大きく盛り上がっています!
MDJは、コミュニティを作ることを重視した運営を行っていて、SlackやLT会などを通じて、参加者同士の交流を促進しています。 今回の記事では、そんなMDJの第7回開催について、当日の雰囲気や、LT会での話題、懇親会での会話などをお伝えします。
当日の流れ
会場についたら、参加者はまず名札のシールに名前を書き、服に貼ります。 名札のシールには、自分の技術領域も書いてもらい、会話の際にわかりやすいようになっています。
ケータリングは、会のはじめから解放されており、軽食を食べたり、飲みものを飲みながらLTが聞けるようになっています。
LT会
LTでは、3人のスピーカーが登壇してくれました!
LT一人目:
Tramline という、ネイティブアプリのリリースダッシュボードについての発表でした。 TramlineはOSSで、GitHubで公開されています。 Tramlineの作者が直接LTをしてくれたため、OSSの開発者と直接話せる貴重な機会でした。
LT二人目:
ネイティブアプリに拡張機能を追加するためには、という内容でした。 iOSではApp Extensionという仕組みがありますが、Androidには全く同じようなものはないため、様々な手段で似たようなことを実現する必要があります。 発表の中では、他のアプリから使えるような機能を提供する方法から、GUIを拡張機能で実現する方法まで、様々な手法が紹介されました。
LT三人目:
スピーカーの経験についてのお話でした。 日本に来てからの経験や、仕事についての話をしてくれました。 実はこのLTのスピーカーは、著者と一緒に ハッカソン に出て優勝したことがあり、LTの中でもその話をしてくれました。
みんなへの情報共有
MDJでは、LTのあとに、参加者が宣伝したいことを宣伝して良い場が設けられています。
わたしはこの場を借りて、来月と再来月に開催を予定している2つの勉強会( potatotips と Shibuya.apk ) について告知しました! 他にも、3名ほどが告知を行いました。
懇親会
最後は懇親会です。
MDJでは、コミュニティを作ることを主眼とした運営を行うために、この懇親会を大切にしています。 懇親会では、基本的には他の勉強会と同じく参加者同士で自然発生的にコミュニケーションが行われますが、どうしても話しかけられずに1人になってしまっている参加者には、Organizerが積極的に声をかけてくれていたため、1人になってしまう状況は少なかったです。
人によって様々な内容をお話することになると思いますが、ここでは一例として私がした会話の一部をご紹介します。
まず、何人か学生がきていたため、就活関連のお話をしました。 日本で職探しをしている留学生が2人いて、彼らの相談に乗りました。 日本企業は面接が英語で行われないことが多く、言語的な部分での苦労が大きいそうです。 MDJは毎回学生の参加者もいて、学生との交流ができるのも良いところだと思います。
その後は他の人たちも会話に混ざってくれて、私の携帯電話についての話に話がシフトしました。 私の携帯電話はGalaxy Z Fold 5で、折りたたみができるタイプの携帯電話です。 折りたたみデバイスはその時の参加者でも持っている人が少なかったので、色々な話ができました。 例えば、開発に使っているのか、という話から、どういったタイミングでアプリが壊れやすいのかといった話をしました。 折りたたみ端末は開いたタイミングでAndroidのConfiguration changeが発生するため、アプリの状態を保持することに注意を払わなければ、アプリが壊れたような挙動をすることがあります。フォルダブル端末に関する知見はあまり共有されていない部分も多いため、みなさん興味深く聞いてくれました。 さらに、Galaxy Z Fold 5は画面のリフレッシュレートが120FPSですが、iPhoneよりも滑らかに見える、という話もしました。1人のiOSアプリエンジニアが、iPhone 14 Proなどは120FPSに対応しているものの、基本的には60FPSで動いていて、ゲームの時だけ120FPSモードになるという事実を教えてくれました。
最後に、前のイベントで話したことがある人とも何名かお話ができました。 1人は一番最初のイベントでお話ししていた人で、私がArch Linuxについて話をしていたことを覚えてくれていました。 また、前回イベントでお話しした人とも再会できました。再会して自分のことを覚えてくれていると、コミュニティとして繋がりが生まれた感じがして、とても嬉しかったです。
このように、MDJでは、モバイルの非常に専門的な話から、日本で生活する英語話者としての悩みや、キャリアの話もできるため、非常に多彩な繋がりが持てるようになっています。 また、懇親会中に人が流動的に動いているため、イベント全体で色々な人と仲良くなれて、その後のイベントでも繋がりを保てるような関係性を作ることもでき、次のイベントでもそういった人たちに会いにいきたくなるような設計になっています。 参加者の中にも英語を母語としない人も多く、英語を話したり、聞くことに対する難しさを共有できることも多く、英語をもっと話したい、話せる場が欲しいという人にもおすすめのイベントです!
まとめ
今回は、MDJの第7回開催についてお伝えしました。 MDJには英語を練習したい人も歓迎しているコミュニティができています。 この記事で興味を持った方は、まずはSlackに参加して、次回開催の予定をウォッチしてください!
また、DeNAでは、MDJのようなイベントを開催するためのスペースを提供しています。 ご自身のコミュニティやイベントで会場をお探しの際は、ぜひお近くのDeNA社員にお声がけください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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