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DeNAのエンジニアが考えていることや、担当しているサービスについて情報発信しています

2023.11.08 イベントレポート

新卒エンジニアの僕がKaigi on Rails2023に参加したらめちゃくちゃ楽しかった話

by Kenichi Noshian

#Ruby #Ruby on Rails #Kaigi on Rails

どうも、初めまして新卒でPocochaのサーバーサイドエンジニアをしていますノシアンと申します!

Kaigi on Rails2023に現地参加してきました!

初めてのカンファレンスで不安でしたが、参加してみたらめちゃくちゃ楽しくて、勉強になってめちゃくちゃモチベーション高まりました!!🙌

Kaigi on Railsとは

  • 日程:2023年10月27日(金)〜2023年10月28日(土)
  • 会場:浅草橋ヒューリックホール&カンファレンス + オンライン
  • リンク: Kaigi on Rails 2023

Kaigi on Railsは、「初学者から上級者までが楽しめるWeb系の技術カンファレンス」をコアコンセプトに、Ruby on Railsを中心として、Web系技術全般をカバーするカンファレンスです。DeNAは第一回から今回まで継続してスポンサーとして協賛しています。

Kaigi on Railsはコロナ禍に始まったカンファレンスなので、今回が初めての現地開催となりました。今回は2日間で30を超えるセッションが開催されました。オンライン、現地参加合わせて約1000人の方が参加されたそうです。

会場内の様子

Kaigi on Railsは今年が現地開催初とのことですが、それを感じないくらい会場は熱気に溢れていました!

会場の写真

会場は2Fと3Fに分かれていて、2Fにはセッション会場とスポンサーブース、3Fにはセッション会場とサテライト会場になっていました。

記念写真

会場の入り口でKaigi on Railsのロゴと一緒に記念写真を取ることができました!さらにKaigi on RailsのTシャツもいただけました!各社様々な出し物をしていて、会場にいるだけで楽しめました!

techouseの写真 中でも株式会社techouseさんでは魅力的なガラポンイベントを開催していました!

1位はエンジニアでしたら誰もが欲しがるガジェットが!

僕も回させていただいて、2等の特製ノートfor Rubyistを手に入れました。大切に使わせていただきます。ちなみに弊社のエンジニアでO’Reillyの本5冊を当てた方がいてすごく羨ましかったです。

DeNAブースの写真

弊社もブースを出していて、弊社特別デザインのチロルチョコやロゴシール等のノベルティのプレゼントやサービス紹介をさせていただきました。 多くの方々にブースに来ていただき、ありがとうございました!

セッション紹介

Kaigi on Railsでは30を超えるトークセッションが開催されました。

どのセッションも大変勉強になる内容で、可能であれば全セッション全て観たいくらいでした。今回は特に気になったものを紹介させていただきます。

セッション中の写真

Simplicity on Rails: RDB REST & Ruby

こちらは@moroさんの「Simplicity on Rails: RDB REST & Ruby」というセッションです。

このトークではRailsにおいて「サービスでやりたいことと記述するコードの差が少ない状態」、いわゆる偶発的な複雑さを少なくするための考え方が述べられていました。 中でもドメインに現れるイベントエンティティを見出して、それをhas_many :throgh関連エンティティにすることによって、上手にRails Wayに乗ってシンプルにするというのは大変勉強になりました。

32個のPRでリリースした依存度の高いコアなモデルの安全な弄り方

こちらは@shohei1913さんの「32個のPRでリリースした依存度の高いコアなモデルの安全な弄り方」というセッションです。

このトークではいかにして安全にテーブル定義変更を実現するかを述べられていました。

MySQLにはオンラインDDLというDDLの実行中にロックを取得しないのでDMLが同時に行える機能があります。これで「よし!カラム名の変更を気楽できる」と思いきやBlue/Greenデプロイでは、migrationとデプロイ完了の時差によって一部状態が不一致になる期間が発生することによって、DBがオンラインDDLに対応していても一部の状態の古いインスタンスでは書き込み時にエラーを引き起こすという話がありました。

機能として安全だとしても、自分の運用しているシステムよっては必ずしもそうはならないというのは大変勉強になりした。セッション後半では実際にこの問題をいかにして解決したが述べられていました。

ランチ

Kaigi on Rails開催中は、弊社のエンジニアリング室がランチ代を補助してくれて、メンバー間の交流の機会を作ってくれました。DeNAには多様なバックグラウンドを持ったエンジニアが多く、ご一緒させていただいた方の中にはベンチャーでCTO経験がある方がいたり、Rails歴10年以上の方がいたりと、とても刺激的なランチタイムでした。なによりご飯がめちゃくちゃ美味しかったです!

ランチの写真

アフターパーティー

全セッション終了後はアフターパーティーが開催されました。豪華で美味しいご飯がたくさんあり、みんなで乾杯して2日間の疲れがすべて吹き飛びました。 アフターパーティーでは、研修の時のメンターさんとも再会できて、配属後の近況報告をしたり、Railsについて語り合ったりもしました。 またDeNAメンバー以外にも新しい出会いがありました。他社さんの新卒エンジニアの方と仲良くなり、今度LT会やるからぜひ登壇してほしいとお誘いを受けたりと、新しいチャンスや出会いを得られるいい時間になりました。

ごはんの写真 乾杯の写真

DeNAメンバーでの感想戦

Kaigi on Rails終了後の後日、渋谷オフィスにてDeNAのみんなで座談会を開催しました。急な開催だったのですがエンジニアリング室の方々がご飯を用意してくれて、みんなでビールやジュースを飲みながらKaigi on Railsの感想を語り合いました。 座談会飯 会場では話せなかった方とも話せたり、セッションの内容をさらに深ぼって語り合ったり、久しぶりの現地参加はやはりめちゃくちゃ楽しいだとか色々な話を聞くことができました。とにかくKaigi on Rails参加勢みんなで親睦を深められるいい時間になりました。 みんあでわいわい

まとめ

Kaigi on Rails 2023に参加してみて、Railsの勉強になったり、新しい出会いがあったり、とても楽しい時間を過ごすことができました。 特にRailsエンジニア駆け出しの僕のとっては、生きたプロダクトの中で生まれた考え方や解決策をたくさん知ることができて、とても勉強になりました。 Railsアプリケーションをスケールさせる方法や、Rails Wayを守りつつシンプルにする方法など今後のRails開発に活かせることがたくさんありました。 このカンファレンスで学んだことをPocochaの開発で活かせるように頑張ります!

Kaigi on Railsは経験の深いエンジニアはもちろん、僕のような駆け出しRailsエンジニアの方々にとてもフレンドリーなカンファレンスだと思います。ぜひ参加してみてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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