blog

DeNAのエンジニアが考えていることや、担当しているサービスについて情報発信しています

2025.07.10 イベントレポート

potatotips#91 iOS/Android開発Tips共有会の開催とモバイルエンジニアのAI活用について紹介

by Tofu

#tech-community #android #ios

こんにちは。 アルム プロダクト統括部の Tofu です。 2022年12月以来となるDeNAでの開催となった「potatotips #91」が5月27日行われました。 本イベントは、iOS/Android開発のTipsを共有する場として、多くのモバイルエンジニアにご参加いただきました。

今回のpotatotipsでは、特にモバイルエンジニアによるAI活用に関する発表が目立っていたのが印象的でした。最先端のAIツールをどのようにモバイルアプリ開発に活用しているのか、具体的な事例が紹介され、参加者の関心を集めました。

本記事では、著者が特に印象的だと感じた3つの登壇について紹介します。

モバイルエンジニアのAI活用事例

Kuu / Sushiさんの「Task for Devin, Task for Cursor」

株式会社メルカリでAI推進をされている Kuu/Sushi さんからは、AIコーディングアシスタントであるCursorDevinの使い分けについて、実践的なアドバイスが共有されました。

発表では、Cursorをコード作成に活用し、Devinは技術調査既存コードの利用方法調査、そしてCursorに投げるプロンプトの作成に利用するという役割分担が紹介されました。Devinをうまく使いこなせないという人に対しては、「タスクを雑に投げすぎない」「タスクのサイズを大きくしすぎない」という具体的なTipsが挙げられ、非常に参考になりました。

hiragramさんの「Vibe Codingでアプリを作る」

続いて、 hiragram さんからはClaude Codeを活用したアプリ開発の事例が紹介されました。なんと、1時間半という短時間で2600行ものコードを生成し、機能開発を成し遂げたという驚きの内容でした。

発表では、世間からAI対応の遅さを指摘されがちなXcodeについては、XcodeBuildMCPの活用により、「実装 → ビルド/テスト → エラーを元に修正」という開発ループを高速で回せるようになったことが紹介されました。

tokoromさんのCursorでアプリのBuild / Lint

tokorom さんからは、VSCode(Cursor)を使ったiOSアプリのビルドについて紹介がありました。AIエージェントを活用したいけれど、複数のエディタを行き来するのが煩わしいと感じている方も多いのではないでしょうか。そんな方は、登壇資料のリンクを参考に一度お試しください。

最後に

今回のpotatotips #91は、モバイルアプリ開発におけるAI活用の最前線を垣間見ることができる貴重な機会となりました。

数日前には、Claude Codeの競合となるGemini Codeが発表されるなど、AIツールの進化のスピードには目を見張るものがあります。新しいAIツールが次々と登場し、その流れの速さについていくのが難しいと感じる方もいるかもしれません。私は、変化を楽しみながら、新しいツールを試してみようと思います!

次回、7月23日にREALITY株式会社さん主催で potatotips #92 iOS/Android開発Tips共有会 の開催が予定されています。 モバイルアプリ開発に興味がある方はぜひ参加してみてください!

また、DeNAでは、potatotipsのようなイベントを開催するためのスペースを提供しています。 ご自身のコミュニティやイベントで会場をお探しの際は、ぜひお近くのDeNA社員にお声がけください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
この記事をシェアしていただける方はこちらからお願いします。

recruit

DeNAでは、失敗を恐れず常に挑戦し続けるエンジニアを募集しています。