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2025.06.10 イベントレポート

FlutterNinjas 2025 で世界と交流!学びと成長の登壇体験

by Sugiy/Yugo Sugiyama

#flutter #FlutterNinjas #mobile

FlutterNinjas 2025 集合写真

こんにちは、Sugiy(すぎー)です。DeNAで play-by-sports というFlutter製のスポーツ系のライブ配信アプリの開発に携わっており、個人ではSwiftも触っていて、iOSやSwift系のカンファレンスに登壇したりしています。

2025年5月29日〜30日に開催されたFlutterNinjas 2025に登壇者として参加してきました。今回は登壇体験と参加者としての感想を含めて、このカンファレンスの魅力をお伝えしたいと思います。

FlutterNinjas 2025について

FlutterNinjas 2025は、docomo R&D OPEN LAB ODAIBA(東京・台場)で開催されたFlutterに関する国際的な技術カンファレンスです。海外からも多数のスピーカーが参加し、基本的に全てのセッションが英語で行われました!

今回のカンファレンスには、 Remi Rousseletさん Riverpod などの有名なOSSの作者)をはじめとする様々なFlutterエンジニアも集まり、最新技術から開発手法まで幅広いトピックが扱われました。

登壇内容:「Exploring Flutter Path Animations」

私は「Exploring Flutter Path Animations」というタイトルで2日目に発表させていただきました。この発表では、FlutterのPathアニメーションの仕組みと、その実践的な活用方法について紹介しました。

私の発表内容について詳しく知りたい方は、 ブログ記事 もご覧ください。

発表の背景

以前からJapan-(region).swiftの各イベントやtry!SwiftTokyo2025でSwiftUIのPathアニメーションについて発表した経験があり、今回はその知見をFlutterに応用できるかというチャレンジでした。SwiftUIで実現していたPathアニメーションが、Flutterでも同様に実現できることを確認することが目標です。

またtry!SwiftTokyo2025と同様に、海外からの参加者も多かったので、それを意識したトピックを選択し、できる限り、細かい技術の内容を理解するというより、その技術トピックや日本について少しでも興味を持ってもらえたら!という観点で行った発表でした!

Japan-(region).swiftのイベント

発表してみて

発表後に他の参加者からもらったフィードバックの内容をいくつかまとめておきます。

  1. 発表の冒頭でトークテーマについても質問から始まったことで、その後話を聞こうという姿勢になり、その発表の構成がよかった
  2. 発表全体でコアな技術的な内容に焦点を当てすぎず、エンタメ的な要素もあって聞きやすかった
  3. 普段開発しているアプリ開発でも活かせそうな知見もあり、学びになった

ここに記載したフィードバックに書かれた内容は他の登壇でも自分が意識していることで、1についてはせっかく発表を聞いてもらうからには興味を持って聞いてもらう必要があるので、発表の冒頭は参加者の方が少しでも聞きたくなるような導入ポイントを作るようにしています(この意識は元々教員志望で授業の構成を考える練習をしていた時に身についた考えかもしれません)。

2については特に長めの発表であると参加者側の人も聞いていて疲れを感じると思うので、そう感じにくくなるような工夫や要素を少しでも入れることは常に意識しています。

3については、とはいえ技術的な発表なので、全員には難しいかもしれませんが、一部の人にでも技術的に面白い、学びになったと感じてもらえるポイントを入れるようにしています。

これらのポイントはまさに自分が発表をする時に意識して実践していることなので、それが少しでも参加者側にうまく伝わって、楽しんでもらえたならよかったかなと思います!

また他に感じたことは、他のカンファレンスでもそうですが、スピーカーだと顔や名前を覚えてもらいやすかったり、色々な人と話しやすいということです。 このカンファレンスではスピーカーは別の色のネックストラップをつけていたので、「スピーカーなんですね」ということで話しかけられたり、より他のスピーカーやスタッフの方とも話しやすかったと感じました。 カンファレンスのプロポーザルを出したり、登壇することはハードルが高いように見えますが、意外となんとかなります笑

とりあえずプロポーザルを出してみないと何も始まらないので、せっかくならプロポーザルを出して、スピーカーとして参加してみるのも、一般参加者と違う形で参加できるので楽しいと思います!

カンファレンスの雰囲気と交流

FlutterNinjas 2025は技術的な学びだけでなく、国内外の様々なFlutterエンジニアと交流ができる貴重な機会でした。

会場の様子

  • セッションエリアとドリンク・軽食エリアが分かれており、休憩時間にはコーヒーや色々な軽食を楽しめました
  • 折り紙を折るコーナーもあり、たまたま発表の中で折り紙を扱っていたので、初日にそのコーナーを見つけた時はびっくりしました笑
  • 2日目の午後には「おでん」の提供もあり、海外参加者にも好評でした(私は登壇の準備などもあり、食べようと思った頃には完売していました..泣)
  • Ask the speakerコーナーでは、発表者と参加者がクッションなどがあるエリアでまったり雑談しながら質疑応答をすることができました

技術的な学びと今後の展望

さいごに

FlutterNinjas 2025は、技術的な学びと国際的な交流の両面で非常に充実したカンファレンスでした。登壇者として参加できたことは貴重な経験であり、同時に参加者として他の素晴らしい発表から多くのインスピレーションを得ることができました。

Flutterコミュニティの活発さを改めて感じ、今後もこのコミュニティの一員として貢献できればなと思っています! FlutterNinjas Tokyo 2025のスタッフの皆さん、運営お疲れ様でした&ありがとうございました!

次は FlutterKaigi 2025 も秋にあるので、そちらにも参加予定です!

読んでいただき、ありがとうございました!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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