はじめに
こんにちは、IT戦略部の
higashi
です。
2024年11月23日に開催されたVimConf 2024に参加してきました。
https://vimconf.org/2024/
この記事ではVimConf 2024に参加した感想を書かせていただきます。
VimConfとDeNA
DeNAは2019年からVimConfにスポンサードをしております。
VimConf 2019はゴールドスポンサー、VimConf 2023 TinyはCMスポンサー、今年はブロンズスポンサーとして参加しました。
Vimmer が多いことで有名な DeNA ですが、VimConf 2024 もブロンズスポンサーとして全力応援しています!
— DeNA Tech (@DeNAxTech) October 23, 2024
11 月23日は、丸一日 Vim で盛り上りましょう 🎉https://t.co/vBtetN8ks5#vimconf
DeNAからは5名が参加し、そのうち2名はLT登壇をしました。
IKさんとuhooiさんの登壇時の写真
セッション
今回のVimConfではCfP11本、LT6本と多くのセッションが行われました。
ここではとくに印象に残ったセッションの感想をお話します。
Keynote - The new Vim project - What has changed after Bram by Christian Brabandt
VimのメンテナであるChristianさんのセッションです。
Bram氏が亡くなった後、Vimの開発がどのように進んでいるのか、Vim本体へのpatch以外の作業について紹介されていました。
VimのHPの維持やウガンダへの寄付などVimには本体へのpatch以外にもさまざまな作業があることを知りました。
これらをすべて一人でやっていたBram氏の凄さを改めて感じたのと同時に、今作業を引き継ぎ、実施しているメンテナの皆様への感謝の気持ちで一杯になる、そんなセッションでした。
Keynote - (Neo)Vim Made Me a Better Software Developer by TJ DeVries
nvim-telescopeで有名なTJさんのセッションです。
TJさんのセッションではどのようにエンジニアとして成長していくのか、TJさんにとってNeovimという場が成長するための場であったというお話をされていました。
自分のスキルを磨くためには本を読むだけでなく、実際にコードを書き、試していくことが大切と話されていて、とても感銘を受けました。
最後の「コーディングの遊び場を見つけてほしい」という言葉からは頭で考えてばかりで手を動かすのが遅かった最近の私にとって、手を動かす大切さを考え直す機会になりました。
Hacking Vim script by Kota kato
katoさんのセッションでVim本体をどうやってハックしていくのか、実際に関数を追加する方法が紹介されていました。
Vim本体を触ってみたいという気持ちはありつつ、どこから手を付けていいのか分からないといった方にはぜひ見ていただきたいセッションです。
どのファイルを編集すれば良いのか、どう関数を追加していけば良いのかが丁寧に説明されていて、とても勉強になりました。
録画が公開され次第見ながら実践したいとわくわくしています。
The latest dark deno powered plugins by Shougo Matsushita
Shougoさんのセッションでdenops.vimを使ったShougo wareの今について紹介されていました。
始めて使ったパッケージマネージャーがdein.vim、今も主要プラグインがShougo wareだらけの私としてはこのセッションが楽しみでした。
内容もShougoさんの思想が詰まっていて聞いていて楽しいセッションでした。
とくに minimal configuration
と real minimal configuration
の考えは凄く面白く、プラグインを入れる時は意識してみたいと思いました。
お昼
お昼ご飯は恒例の今半のすき焼弁当でした。
VimConf 2019ぶりに食べましたが、とても美味しかったです。
懇親会
懇親会では美味しい料理を食べながら、参加者の方々とお話しできました。
普段リアルではお会いできないVimmerの方々とVimや、登壇の感想を話したり、Vimとは関係ない話題で盛り上がったりと、とても楽しい時間を過ごすことができました。
とくに普段からお世話になっているplugin作者のShougoさん、alisueさんとお話しできたのはとても嬉しかったです。
最後に
今年も熱量がとても高く、さまざまな学びを得ることができました。
Vimmerとして、エンジニアとしてとても濃く、幸せな一日だったなと思います。
また、改めてVimが人を魅了する理由、人と人の繋りを作るツールであることを感じることができました。
来年は登壇者として参加できるよう日々Vimに励みたいと思います。
運営の皆様、登壇者の皆様、参加者の皆様、本当にありがとうございました!
DeNAは今後もVimを応援します!
:wq
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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