はじめに
こんにちは。ゲームサービス事業本部の横断組織に所属している 佐藤( @hanaaaaaachiru )です。
弊社主催のゲーム開発者向け勉強会 Game Developers Meeting Vol.62 を先日開催したので、今回はその内容についてご紹介したいと思います。
概要
Game Developers Meeting は DeNA 主催のゲームクリエイター向け勉強会です。毎回様々なテーマ・ゲストで、カジュアルに参加・交流できる会を目指して運営をしています。
62 回目の開催となる Game Developers Meeting Vol.62 は DeNA ラウンジにて、弊社のエンジニア 2 名による 2 つのセッションを行いました。
登壇内容について
中国発の令和最新 Unity 向け C#ホットアップデートソリューション「HybridCLR」が今アツい!
はじめに弊社エンジニアの小松が HybridCLR についてのセッションを行いました。
最近の中国ゲーム市場では「HybridCLR」というプロダクトを用いて、アプリストアを経由せずに Unity 製アプリの振る舞いを変更(ホットアップデート)するアプリが増えてきています。
これまでも Lua 等のスクリプトエンジンを用いてホットアップデートを実現することはできましたが、「HybridCLR」は一般的なスクリプトエンジンとは大きく異なり、「AOT コンパイル前提の IL2CPP ランタイムを拡張してアセンブリの動的ロードに対応する」という大胆なアプローチで、シームレスかつ高パフォーマンスな C#スクリプト実行環境を実現しています。
今回の発表では「HybridCLR」の技術概要、OSS 版と商用版の違い、具体的な使い方について解説しました。 また、これまでのスクリプトエンジンとの違いや、日本と中国のアプリストア事情の違い等についても紹介しました。
Mirrativ 上のライブゲームを、単体アプリとしてリリースした事例紹介
次に同じく弊社エンジニアの山下による Mirraive 上のライブゲームを単体アプリとしてリリースした事例紹介を行いました。
スマホだけでかんたんにゲーム配信ができるプラットフォーム「Mirrativ」。 そこでプレイできる数々の「ライブゲーム」では、配信中のゲームに視聴者が介入できる、ゲームとライブ配信が融合した次世代のゲーム体験を提供しています。
現在、ライブゲームの 1 つである「プリンセス&ナイト」は、配信プラットフォームから切り離された単体アプリとしてもストアにリリースされており、Mirrativ 版とアプリ版の双方が運営されています。
今回はこの単体アプリ化をどのように実現、運用しているか、技術面と仕様面の双方から紹介しました。
さいごに
今回の GDM vol62 は様々なメディア様に取り上げていただけたり、Peatix のチケットも満席になるなど盛り上がりを感じることができました。またセッション後の懇親会ではお酒やソフトドリンクを片手に参加者同士で活発な交流が起きていたことも印象的で非常に嬉しく感じます。
今後も継続的に実施をしていくつもりですので、ご興味がある方は GDM の Facebook や Peatix をフォローしていただけますと幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
この記事をシェアしていただける方はこちらからお願いします。