はじめに
こんにちは、ライブコミュニティ事業本部 Pococha 事業部の Akihiko Sato です。
今回は、先月開催された WWDC24 に現地参加してきたので Day 0 ~ Day 2 の様子を中心にレポートしたいと思います。
WWDC とは
WWDC(Worldwide Developers Conference)は、Apple が毎年 6 月に開催する開発者向けのカンファレンスです。このイベントでは、Apple の最新のソフトウェア、ハードウェア、テクノロジーに関する発表やワークショップが行われます。主な目的は、Apple のプラットフォーム(iOS、macOS、watchOS、tvOS、visionOS)向けのアプリケーション開発者の支援です。
スケジュール
オフラインで開催される WWDC24 のスケジュールはこのようになっています。
そのため、Day 3 以降はオンラインで各セッションが公開されます。現地でオフライン参加するのは、6/9 〜 11 の三日間になります。
スケジュール | コンテンツ | 場所 |
---|---|---|
Day 0(6/9) | ・Early Check-in ・Design Award |
Infinite Loop |
Day 1(6/10) | ・Keynote ・Platforms State of the Union ・Discover Apple Park ・In-person labs |
Apple Park |
Day 2(6/11) | ・Morning Session ・Afternoon Session ・Evening Session |
Apple Developer Center |
Day 0
初日の 6/9 は Infinite Loop にて Early Check-in が行われました。
会場に着くと多くの参加者が並んでおり、スタッフもテンション高く迎えてくれました。
中に入ると、Apple Watch のようなディスプレイに Swift のロゴなどが表示されていました。
Infinite Loop の入り口でチェックインを行い、ネームカードとノベルティを受け取ります。
自分のネームカードを見ると、WWDC に参加している実感が湧いてきます。
長い列の先にあるのは、WWDC のオブジェです。
このオブジェ前での撮影は WWDC の恒例となっており、参加者は大体撮影を行っていました。
もちろん私も記念に撮影しました。
こちらは Apple Design Awards の受賞者に授与されるトロフィーです。見た目以上に重量感があります。
Infinite Loop 内では様々な軽食が振る舞われており、自由に飲食することができます。
お酒を片手に参加しているデベロッパーと交流し、SNS アカウントを交換しました。
日本のエンジニアは X を利用していることが多い印象ですが、海外のエンジニアは LinkedIn が主流であることを教えてもらい、LinkedIn のアカウントを交換しました。
そうしているうちに Early Check-in の終了の時間になり、ハイテンションのスタッフに送られて Infinite Loop を後にしました。
明日の Day 1 への期待が膨らみます!
ちなみに明るいですが、現地時間で 19:00 頃です。
Day 1
いよいよ WWDC Day 1 です。
基調講演は 10:00 開始ですが、混雑が予想されるので早めにホテルを出発することにしました。
6:15 位のサンノゼは肌寒く、まだ人通りが少ないです。
Uber で Apple Visitor Center へ向かいます。
到着すると、既に日本から来たエンジニアも結構並んでいましたが、ほぼ最前列で確保することができました。
待っている間はカフェラテと軽食が配られます。
8:00 になると人も多くなって来て、現場は WWDC コールで既に盛り上がっていました。
9:00 に開場し、いよいよ Apple Park に向かいます。
途中のセキュリティで PC などの持ち物チェックがあるのですが、直ぐに PC や iPad を出せないと追い越されてしまいます。
Apple Park を目の前にすると、WWDC に参加している実感と建物の壮大さでテンションが上がりました。
奥に見える白い屋根の下が基調講演の会場です。
会場の最前列はプレスや招待の席でしたが、その直後の席をキープすることができました。
一般参加者としては、ほぼ最前列です。
席をキープした後は、Park 内で提供される朝食を頂きました。
基調講演
時間になるといよいよ基調講演が始まりました。
Tim Cook の挨拶から始まり、会場はかなり盛り上がっていました。
続いて Craig Federighi の登場です。
Vision Pro の日本発売が発表された記念的瞬間です。
WWDC24 の注目の機能の一つといえる Apple Intelligence です。
ここからは App Intents や Siri と AI に関連する話が続きます。
Image Playground の発表です。自分達が開発しているプロダクトにも導入できないか検討したい機能です。
他にも Swift Assist など気になる発表も多く、全体として AI 関連の発表が多かった印象でした。
Lunch
基調講演が終わると昼食になります。
各国からの参加者に合わせるように様々なメニューが用意されていました。
自分は Japanese とティラミスを選びました。
Japanese といっても日本の味付けとはちょっと違った味付けでした。他の料理も食べてみたかったのですが、どれも量が多いので断念しました。
また次回参加するときは、肉料理に挑戦してみたいです。
In-person labs
Platforms State of the Union が終わると午後からは In-person labs が開催されます。
Apple のエンジニアと技術的な話ができる貴重な時間です。
自分は SwiftUI に関する技術的な問題について、アドバイスをもらいました。
次回参加するときはもっとしっかりと準備して臨みたいです。
Discover Apple Park
In-person labs の後は Park 内を見学することができました。
Park 中央にあるレインボー。Apple Park の象徴です。
少し離れたところには人工池がありました。
3F から見た Apple Park です。
その後は懇親会が始まり、閉園の時間まで各国のエンジニアと話すことができました。
また、try! Swift や iOSDC で活躍している日本のエンジニアをはじめ、世界の有名なプロダクトを開発しているデベロッパーとも話す機会がありました。
そして気付くと Day 1 の閉園の時間が近づき、WWDC コールとともに Apple Park を後にしました。
Day 2
Day 2 のセッションは、Apple Developer Center で開催されました。
セッションは 3 回同じセッションが行われるため、私たちは Afternoon Session に参加しました。
Apple Developer Center 自体はあまり広くはなく、200 人ほどが収容できる会場です。
Vision Pro を使った 3D Model デモのセッションもありました。
セッション内容は前日に発表になった Apple Intelligence に付随した内容が多く、Siri、Machine Learning、Genmoji などセッションが続きました。
エンジニアとデザイナーの対話型セッションでは、生成 AI を使って絵本を作る内容が個人的に一番面白かったです。
セッション参加者のみがもらえるピンバッチ。
セッションの後は、次のセッションまで懇親会となります。
プレゼンターも懇親会に参加していたので、セッションについて質問したり、一緒に写真を撮ったりしました。また、この日もたくさんのデベロッパーとも交流を深めることができました。
そして、気が付くとセッションの入れ替えの時間になっており、Day 2 もあっという間に過ぎました。
さいごに
今回 WWDC には初参加でしたが、非常に貴重な経験となりました。
特筆すべきは、海外のエンジニアと直接交流できることです。これこそが海外カンファレンスの醍醐味です!
Apple のエンジニアや他の有名なエンジニアと直接コミュニケーションを取ることができるため、しっかりと準備して WWDC に臨むことが重要だと思います。
実際に参加してみると得られることが多いため、興味を持った方はぜひ来年の WWDC に挑戦してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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