はじめに
こんにちは。2023 年 4 月に新卒で DeNA に入社し、ゲームサービス事業本部の横断組織に所属している佐藤( @hanaaaaaachiru )です。普段は業務でゲーム基盤開発をしています。
以前 入社 1 ヶ月の新卒が全社横断的な Unity コミュニティを立ち上げてみた件 という記事を執筆したのですが、今回は 私が考える DeNA の抱える課題と社外コミュニティと協力して勉強会運営をした話を書こうと思います。
約半年働いて感じた課題
特に Unity/C#という技術領域において社外露出が競合他社に比べて弱いと感じました。例えば具体例として以下が挙げられます。
- DeNA が運営する技術ブログ
DeNA ENGINEERING Blog
にて「#unity」というタグが付いている記事
- 2010 年以降 6 記事(そのうち技術記事は 4 記事)
- DeNA が運営する技術カンファレンス TechCon にて「#unity」というタグが付いている公演
- TechCon2023 は 3 公演
- TechCon2022 は 3 公演
- TechCon2021 は 1 公演
- TechCon2020 は 1 公演
- DeNA が運営する Unity が関連した社外勉強会
- 2023 年は 0 個
- DeNA が公開している Unity に関連した OSS
- 3 個 ( Anjin , unity-meta-check , RoslynAnalyzerTemplate )
私が調べた範囲なので間違いがあるかもしれませんが、競合他社に比べると全体的に少ないと思います。社員が個人でブログ執筆や登壇等をし会社のプレゼンスが高まるケースも大いにあるとは思いますが、その社員が離職してしまうとプレゼンスが低下してしまう危うさも抱えていると考えます。業界的にも人材の流動性が高い DeNA では尚更です。
また採用の面でもこういった社外露出が効いてくると思います。“強いエンジニアは強いエンジニアに惹かれる"という通説もありますが、私も強いエンジニアがいることが就職先を選ぶ要因の一つになりました。例え強いエンジニアが社内に居たとしても、それをアピールすることができなかったら知られることはないでしょう。
社外コミュニティと協力した勉強会運営
そんな課題感を感じていたところ、タイミングよく社外からコミュニティ活動のお誘いがありました。きっかけは後述する DeNA Tech Studio という制度を利用するためではありますが、弊社としてもメリットが大きいと判断したため運営に協力することにしました。
諸々の準備をした後、12/1(金)に DeNA のラウンジにて Unity UI 完全に理解した勉強会 を開催しました。弊社からも 2 名の社員がスポンサー枠として登壇しました。
DeNA Tech Stuio とは
DeNA Tech Studio とは 、DeNA のエンジニアが運営に関わっていることが条件に DeNA が会場提供や飲食提供などを行なってくれる制度です。 詳細は こちら から。
結果
結果として非常に高い満足度を得ることができました。具体的な数字は以下の通りです。
- オフライン参加者 47 人 (
Unity Meetup
上での表示)
- 参加者の応募をしてから 2 日でオフライン枠が埋まった
- オンライン参加者 354 人 (
Unity Meetup
上での表示)
- Youtube Live 視聴回数(12/14 時点) : 1863 回
- アンケート結果 8.98/10 (興味がありそうな友人や同僚などに勧めたいと思いますか?, 回答者 85 名)
- メディア掲載
既に次回の開催をしたいとのお話も出ており、これからも社外コミュニティと協力しながら継続的に開催できたらと考えています。
夢語り
社外勉強会の運営を行うことで会社のプレゼンス向上に貢献できたと思います。ただこれはあくまで最初の一歩にすぎないと考えており、実現できるかは分かりませんが以下の点にも挑戦していきたいです。
- DeNA 主催の Unity/C# 勉強会の開催
- DeNA 社員による技術書展などへの書籍出版
- Unity/C# に関連した OSS 開発
以前 入社 1 ヶ月の新卒が全社横断的な Unity コミュニティを立ち上げてみた件 という記事を執筆した際は比較的社内に目が向いていましたが、今後は社外にも目を向けて行動をすることができたらいいなと思っています。
さいごに
個人的に昔から「Unity 〇〇完全に理解した勉強会」を知っていたので、運営に携われて本当に光栄でした。スポンサー様や当日手伝ってくださったスタッフ、LT してくださった方など様々な人のご助力あっての成功だと思います。今回が約 4 年半ぶりの開催とのことですが、これからも末長く開催していきたいです。
また会社のプレゼンス向上のためにも、多様な社外露出ができればと思っています。いつか"Unity/C# といえば DeNA だよね"と言われることを夢見て、今後も活動していきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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