はじめに
IT 基盤部の片山です。 IT 基盤部では、ヘルスケア事業のインフラの運用を主に担当してます。 また、インフラ関連の採用系の業務も担当しており、先日開催した connpass イベントでは企画のサポートをしていましたので、その時の内容を紹介したいと思います。
どんなイベント?
IT 基盤部では DeNA のエンジニア組織で活躍いただくためのオンボーディングに力を入れており、定期的に connpass イベントを開催しています。 今回は 「 入社2,3年後のリアル DeNA インフラ/SRE MEET UP #6 」と題して2023年4月27日に開催し、入社2,3年目の社員が各自の目線で SRE について話しました。 新卒 / 中途採用で、インフラ/ SRE の経験も様々なメンバーが、入社後2,3年目でどの様に活躍できるか? がテーマとなり、イベント当日は約200人の方々にご参加いただきました。
当日の内容
DeNA の紹介
はじめに、DeNA の会社概要や新卒採用について、ヒューマンリソース本部の竹内さんから話していただきました。
DeNA って何をしてる会社なのか、人や組織の特徴はどんな感じなのか、また DeNA が求めている人物像などを紹介し、興味を持っていただけるような内容を発表しました。 続いて、IT 基盤部についての簡単な紹介を私から発表させていただき、いよいよ本題へと移ります。
登壇内容
最初の登壇者は IT 基盤部第四グループの平田さんです。 2021年に新卒入社し、自身の挫折・成功体験から得た教訓を元に、「新人 SRE が着実に成長するために重要だと思うコト」とは何かを話しました。
はじめに重要だと思うコトを3つ挙げられ、それぞれについて配属後の不安や疑問の実例から、当時の心情を交えつつ、何を学んだのかを紹介されました。 これらの経験を通じて 無駄なプライドは捨て、コトに向かう ことや、 手を上げてやってみることで自信に繋がり、辛かったアラート対応を楽しめるように成長したエピソードを紹介するなど、熱のこもった発表となりました。
次に登壇したのは IT 基盤部第二グループの白石さんです。 2021年5月に中途入社し、モバゲーや内製ソーシャルゲームなどのインフラ運用、コスト削減を経験する中で、中途入社後の具体的なイメージを持ってもらうことや、どんなチャレンジができるのかについて話しました。
まずは、これまでやってきたことを具体的にあげて、対応例を紹介されました。 アラート対応はこれまでに400件近く対応され、当初は 不安しか無い、勇気を出して取るしかない、再発防止までやるの辛いと感じていた気持ちも、1年後には理解も深まり自信も付いてくる、(障害が減った事を実感し)再発防止まで頑張ってよかったと振り返られてました。 また、得られたこととして
- 大規模なシステムを効率的に運用するノウハウ
- 経験や勘だけではなく、論理的に考える習慣
- 表面的な理解にとどまらず深いところまで調査する習慣
を挙げられてました。
最後の登壇者は IT 基盤部ネットワークグループの尾留川さんです。 2020年に新卒入社し、ネットワーク未経験の新卒エンジニアがどのように立ち上がり、どのようなタスクに今まで取り組んできたかを話しました。
入社前にネットワークに関する知識がほぼ0から、3年目となった現在では、様々な技術や経験を獲得してきた事の比較から紹介されました。 取り組んできたタスクの例としては
- ネットワークグループ研修
- 本社移転に伴うネットワーク移転/構築作業
- AWS での SSH ポート開放検知/自動修復手法の導入
を挙げました。物理的なネットワーク機器、パブリッククラウド、CDN、ドメイン、SSL証明書など、扱う技術の範囲が広いのがネットワークグループの特徴です。
登壇を通して、 未経験者への研修も整っており、その後ストレッチなタスクに取り組む機会も多く、経験しながら成長できる環境である ことを伝えました。
質疑応答
登壇後は質疑応答の時間となります。 質問では、オンコールでの待機間隔や期間についてや、Auto Scaling とコスト削減の関係で気をつけていることなど、登壇者が紹介した業務のことを深掘りしていただいたり、働き方の話など時間いっぱい質問を投げていただきました。
おわりに
今回の SRE MEETUP についての紹介は以上となります。 事後のアンケートでは勉強になった、インフラに興味を持ったという意見や、インフラエンジニアの将来像が垣間見えたなど、DeNA のインフラに興味を持っていただけるきっかけになれていると思うと次回への励みになりました。 また、インフラ経験が浅くとも理解できる初学者向けのコンテンツや、技術的に深掘った話など幅広く興味を持たれているので、今後も求められるコンテンツを模索しながら開催していきたいと思います。
今回紹介したインフラ部門、IT 基盤部についてのページもあわせてご覧いただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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