はじめに
こんにちは。品質管理部SWET第二グループの IK です。 私は学生時代Vim弄りにハマっていまして、令和にVim scriptで就活をするくらいにはVimが好きでした。 そんな私が、Vimのユーザー定義コマンドのようなロゴの会社(:DeNA)からVimの記事を出すことに強い運命を感じます。 今回はDeNA内で開催しているvimrc読書会(以後、DeNA vimrc読書会)について執筆しようと思います。
どういった経緯で開催されたのか
弊社はSlackを使ってコミュニケーションを取っています。そこに#vimチャンネルがあります。 ある日、その#vimチャンネルでこんなやり取りがありました。
そして、会話はどんどん発展し…
こうしてDeNA vimrc読書会が爆誕しました。 この間1日でした。皆さんの行動力がすごいですね。
その後日程調整をし、参加希望者がVimに関した自己紹介をし、第一回DeNA vimrc読書会が開催されました。
- おもな観点
- Vim or Neovim?
- プラグインマネージャー
- autocomplete plugin
- lsp client
- colorscheme
- fizzy finder
- イチオシプラグイン
自己紹介の結果をまとめると、このように多種多様なVimmerの生息が伺い知れました。
勉強会でどんな内容を話しているのか
勉強会自体は毎週木曜日のランチタイムに1時間開催しています。 運用自体には明確なフローがあるわけではなく、その日に議題があればそれについて議論しています。 実際にどんなコミュニケーションが行われたか、一部抜粋でお伝えしたいと思います。
参加者の質問について議論する
最初に質問等があればそれについて参加者同士で議論をします。 例えば、textobjプラグインのおすすめは?と聞かれたときに、
のように参加者がおすすめのプラグインのリンクを張りつつ紹介するといったやり取りがされています。 ちなみに私も vim-textobj-parameter は使わせて頂いています。
参加者の中からランダムに一人のvimrcを読む
特に議題がなければ、参加者の中からランダムに一人のvimrcを読んで、それについて議論しています。
お互いのVim環境を布教し合う
これが本勉強会のメインコンテンツな気もします。
- 参加者の質問について議論する
- 参加者の中からランダムに一人のvimrcを読む
が終わり、余った時間で布教タイムが発生する傾向にあります。 今の所発生率は100%です。
布教するものはその時様々で
- init.luaの布教
- プラグインの布教
- キーバインドの布教
- Neovim/Vimの新機能の宣伝
など多岐にわたります。実際の布教の様子を一部抜粋で紹介します。
-
キーバインドの布教の様子
-
プラグインの布教の様子
ちなみに私はプラグインマネージャーの一つである minpac を布教しました。
参加してみて
参加してみて一番大切だなと感じたのは、他人のVimに触発されて、自分のVimをより良く使いたいと思う機会が増えることです。 例えば、私は日頃からVimしか使っていませんでしたが、Neovimmerの声を聴いてNeovimを試してみようかなと思いました。
他にもたくさんの声が上がっていました。
他にも、
- Vimの起動速度が上がった
- 不要なプラグインが削除できた
- 業務で役立ちそうなマクロを知った
- 最近はやっているプラグインを知れた
- 役立つキーバインドを知れた
など、様々な声が上がっており、参加者全員がDeNA vimrc読書会を通して自分のVim環境を改善する機会を得ています。
最後に
振り返ってみると、DeNAにはすごいVimmerがたくさん在籍し、そこで様々な意見を聞けること自体が貴重な機会だと思いました。
- Vint author(Vim scriptの静的解析器)
- VimConf2019 Speaker
- VimConf2019 LT Speaker
etc…
そんなDeNA vimrc読書会という貴重な機会を通じて自分のVimを常に改善する、終わりのないサイクルを繰り返していきたいと思います。
:qa!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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