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DeNAのエンジニアが考えていることや、担当しているサービスについて情報発信しています

2022.04.21 その他

入社前のインフラ部門への不安が1年後にどうなったのか

by Toru Shiraishi

#infrastructure #sre

はじめに

こんにちは! 2021年5月に中途で入社した IT 基盤部の白石です。

転職するにあたり、

  • 技術的についていけるだろうか
  • 家庭との両立はできるだろうか

といった不安をお持ちの方はいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では妻子持ちの中年エンジニアが DeNA のインフラエンジニアとして働く前に持っていた不安と、実際に約1年ほど働いてみてどうであったのかをお伝えします。

前職と入社の動機

前職では自社 BtoC サイトの開発グループにて、主に DB やインフラを運用していました。初めからインフラをやっていたのではなく、開発からキャリアをスタートし最終的にはインフラを扱うようになりました。

担当したサイトではオンプレから AWS への移行と AWS での運用も約1年間程度経験し、さらなるステップアップのために転職したいと思っていました。

ちょうど DeNA が中途採用を強化したタイミングと重なっていて、 DeNA について調べるうちに、public クラウドへ切り替えを完了しており AWS も扱い続けられると思ったことや、よりハイレベルな環境に身を置きたい、もっと大規模なシステムの運用を経験してみたいなどの思いから挑戦することにしました。

中途入社に対する不安

技術的についていけるか

AWS Summit での登壇や DeNA TechCon、ブログ、知り合いのエンジニアからの噂などで、技術力の高さは耳にしていました。 私がそれについていけるかという不安がありました。

家庭との両立ができるか

保育園児と小学生低学年の2人の子供と、共働きの妻がいます。 子供たちは最も手の掛かる時期は過ぎていますが、まだまだ手がかかる年齢です。

そんな中、前職より技術的にも仕事内容的にもハードになりそうな為、仕事と家庭を両立できるかどうかが不安でした。 さらに、妻はフルリモートワークを行なっており、DeNA も同じくフルリモートワークになることで、 毎日二人とも自宅にいる状態で適度な距離感を保ちやっていけるかという不安もありました。

入社してどうだったか

技術的な不安について

入社すると主に Mobage のインフラを運用する部署に配属されました。

Mobage は10年以上運用されているゲームプラットフォームと SNS を合わせたものです。 大規模な システムを運用するための独自のツールや仕組みが整っています。

前職では、これ以上利用者が増え負荷が増えたらどのようにスケールすれば良いかなど、性能の上限について不安がありました。 Mobage はスケールアップもスケールアウトも行える構成でありノウハウも豊富にあり、安心して運用できるなという印象を持ちました。

DeNA 独自の仕組みの部分はキャッチアップする必要があります。 入社後はこれらの大規模な仕組みをキャッチアップできるかという不安がありました。

入社してしばらくはメンターが1人ついてくれて、あらゆる相談にのってくれます。 担当するタスクを進める上でわからないことがあれば、なんでも相談できます。 最初は知らないこと、分からないことだらけなので、この制度のおかげで戸惑うことはありませんでした。

また、いきなり本番環境を触るようなことはなく、初めは開発環境で十分経験を積んでから、 大丈夫だと認められて初めて本番環境の作業を行えるようになります。

最初はできない前提の上で、少しずつステップアップしたタスクをアサインしてくれ、徐々に確実にキャッチアップすることができます。 具体的には、Mobage の構造を一通り学習した後は、開発環境にて MySQL の リードレプリカ を再作成するタスクから始まり、 慣れてくると1つの DB を文字コード別に2つに分割するタスクへステップアップしていきました。 本番環境では、増設した MySQL の削除から始めて、ディスク拡張、負荷増加の原因調査というように徐々に経験を積みました。 最近だと、監視やサーバの構成など独自の部分にも慣れてきて、1つのサービスの OS のバージョンアップをしつつ構成管理ツールの導入を行なっています。

慣れてきても大きなサービスであるので、まだまだ知らないことも多く、発言するにしても作業するにしても萎縮してしまうこともありました。 そんな時に、リーダーから「仕事は既存の正解を言い当てるゲームではない、正解はこれだと関係者に納得させるゲームである。」という言葉を頂き、 知らない部分があっても、自分で調べたり考えたりした上で自信を持って発言したり仕事を進めていったりすることができるようになりました。

ついていけなくなるのでは無いかという不安は、上記のように慣れるまで周りのメンバーもフォローしてくれるため、 学習すべきことは多いですが、やる気があればあまり心配する必要はなかったです。

家庭との両立について

IT 基盤部では、フルリモートワークでかつ働く時間を自由に決められます。 そのため子供に手がかかる時間帯に育児を行うこともできるし、通勤に使っていた時間や作業の合間に家事も行えます。

例えば、夜ご飯は家族全員で食べ、子供達を風呂に入れ、寝かしつけを行う時間帯は仕事から一時的に離れて育児を実施するなど柔軟に対応できます。

リーダーからも、家庭が最優先になるようにタスクやアラート対応など無理がないように配慮して頂いています。 子供が病気になっても朝病院に連れて行き、その後から業務を開始したりもできます。

その結果、子供と一緒にいる時間は前職よりも大幅に増え、子供達からも一緒に話せる時間が増えて嬉しいといってもらえています。

妻も私もリモートワークで毎日適度な距離感を保ち続けられるか、という問題は、私が2階、妻が1階と作業場所を分けることと、週に2回程度出社させてもらうことで解消出来ています。

インフラの運用というと障害などのアラートの対応で、夜間休日の対応も多少はありますが、 チーム全体でカバーしており、手が空いていない場合は他の人にお願いすることもできます。 また、一度障害が発生したらその場しのぎの対応をするのではなく、再発防止まで実施を行う為、 public クラウドへ移行した当初こそ様々な問題も発生していましたが、同じ問題は発生せず数もかなり減ってきています。

終わりに

入社して1年ほど経ちましたが、 業務にも慣れてきて元気にやっています。

思い切り仕事をさせてくれる家族にはとても感謝しています。 フォローしてくれるチームのメンバーの皆様にも感謝しています。 ありがとうございます。

Mobage は public クラウドへ移行して日が浅いこともあり、まだまだ課題もあります。 それらを自分の事としてとことん向き合って対処できることは大変ですがやりがいがあることです。 家庭と両立しながらがんばっていきたいと思っています。

色々と不安を抱えて転職しこの1年活動してきた私の経験が、同じような不安を抱える方々の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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