※本記事は、 DeNA Advent Calendar 2021 の7日目の記事です。
はじめに
こんにちは。 2021年9月4,5日に実施された短期インターンシップおよび10月から11月にかけて就業型インターンシップに従事させていただいた 美馬隆志 と申します。普段はマルウェア検知手法関する研究をしたり、趣味でコードを書いたりしています。
本記事では、今後DeNAを目指す学生に向けて、タイトルにもある通り、就業型インターンシップでの内容に焦点を絞り、その内容と得られた知見、短期インターンシップとの差異についてお伝えします。 結論を先に書いておくと、就業型インターンシップで得られるものは各インターン生が設定する目的に応じて変化すると思います。そのため、仮に参加する場合は何をしたいのかを具体的に提示する必要がありますし、それに対してDeNAの社員さんたちは可能な限りサポートしてくださるはずです。
短期インターンシップに関しては高根沢さんが既に執筆してくださったため、もしご興味があれば下記の記事をご覧ください。
就業型インターンシップ参加まで
本インターンシップを知ったきっかけは、サポーターズさんの1on1イベントでした。このイベントは複数の企業の人事・エンジニアと学生が直接話せるイベントです。このイベントでDeNAの社員さんとお話をした際に、短期インターンシップと就業型インターンシップを紹介されたため、応募に至りました。選考過程では、オンラインで一般的な面接とワークショップ形式の面接を数回実施しました。面接官の方々は、学生が秘めているポテンシャルを引き出す聞き方をしてくださる方が多かったと思います。また、どのような逆質問に対しても真摯に答えてくださるのが印象的でした。その結果、複数の選考過程を経て、縁あって短期インターンシップおよび就業型インターンシップの両方に採択されました。
就業型インターンシップに臨む約1ヶ月前に短期インターンシップでDeNAのエンジニアさんの技術力や思考はある程度把握していたため、就業型インターンシップでは私がDeNAで働くことが合っているかを確認することを目的としました。やはり、今後の人生の大半をかけるかもしれない社の働き方を見聞のみで判断するのは不安だったためです。それに加え、DeNAの開発の進め方やチームの雰囲気を実際に経験したりすることも補助的な目的でした。
就業型インターンシップの概要
今回のインターンシップではエンジニア職に応募し、ヘルスケア事業本部という部署に配属されました。 ヘルスケア事業本部では、 kencom×ほけん や ハレトケ 、 カラダモ といったプロダクトを生み出している組織です。これらの組織の特性については、私の前にインターンシップに参加していた中島さんの記事をご覧ください。
週2日の稼働を2ヶ月、計17回の勤務で私が今回取り組んだタスクは大きく分けて3つです。
- メールアドレス変更のためのAPI設計・実装
- 内部で利用されているライブラリの改修
- Cloud RunのRevision更新通知をSlackに流すインフラ構成の構築
これらの内容について、今回の目的であった「働き方」という観点で、苦労したこととそこから得られた知見について述べます。
苦労したことと、そこから得られた知見
最初に苦労したのは、週2回の勤務でチームの進め方に慣れることでした。チームはリモートワークをしている社員さんと出社して働いている社員さんが混在していたため、基本的にリモートワークの人に合わせ、ミーティング等はオンラインで実施されていました。そのため、分からないことがあったときにはZoomのURLをシュッと投げて、同期的なコミュニケーションを取ることがチームの主流となっていました。それに加え、GitHub上で依頼したPRのレビューもGitHubでReview Requestを投げるだけではなく、Slackでメンション付きで投げなければならないという文化があり、そのような非言語された文化に慣れることに時間がかかりました。
この問題については、毎日メンターさんが実施してくださった1on1の時に、私が苦労していることを相談しながら少しずつ改善していき、同期的なコミュニケーションを取れるようになった途端、3つのタスクのうち2つがシュッと終わったため、チームの開発の進め方に馴染んでいくことが肝要であると再認識しました。
短期インターンシップと就業型インターンシップの違いについて
短期インターンシップと就業型インターンシップの違いは、その目的にあると思います。前者は技術力と対話力をつけることが目的であるのに対し、後者は1社員として業務に携わる中で、各参加者が目的を設定します。具体的なエピソードをそれぞれ提示します。
まず、短期インターンシップでは、全ての学生に対して端末が貸与されたり、AWSのリソースを(制限付きですが)自由に使えたりしました。そのため、技術的に色々と試すことができ、疑問点があればその都度メンターに相談できるので、技術的に濃密な時間を過ごすことが出来ます。実際に、私が所属していたチームでは、与えられた課題をチームなりに解釈して、その目的のために必要なことを全力で取り組みました。また、技術的に必要な検証として、負荷試験のツールを色々とお聞きできたのは印象的でした。
一方、就業型インターンシップでは、期間前にチームメンバーと話して、「何がしたいのか」、「どのようなことを求めているのか」を面談で聞き取られます。私の場合は、実際の現場で社員さんたちがどのように働くのかを見て取ることを目的として設定しました。そのためか、実際に部署の合宿に参加したり、他部署のLT会に参加できたり、社員さんとランチに行ったり出来ました。また、インターン生だけの話かも知れませんが、個人の目標設定について話す機会をいただき、どうなりたいのか、そのために何が必要かを議論できたのも特色だと思います。
まとめ
本記事では、就業型インターンシップの内容と、短期インターンシップとの違いについて書きました。既に書いたとおり、当初の目的としていた社員さんの実際の働き方をチームにJOINして感じ取ることが出来ました。 私の場合はこれを目的としていましたが、就業型インターンシップで得られるものは各インターン生が設定する目的に応じて変化すると思います。そのため、仮に参加する場合は何をしたいのかを具体的に提示する必要がありますし、それに対してDeNAの社員さんたちは可能な限りサポートしてくださるはずです。
来年度以降参加を希望する学生は、インターンシップ用のサイトがあるので、そちらをチェックすると良いと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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